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Vol.325 「PRECIOUS Vol.2」に向けて
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早いもので公演「PRECIOUS Vol.2」まで2ヶ月余りとなりました。いろいろと準備を進めていると、「いよいよ本番が近づいてきた!」という良い緊張感とワクワク感が高まってきます。先日はパンフレット用の出演者の集合写真を戸塚スタジオで撮りました。最近流行りの曲をBGMに流して、みんなの気分が盛り上がるようにしました。Y's撮影班が、「隣の人と仲が良くなくても仲良く見えるように馴れ馴れしく」「そうそう、いいねぇ、いいよいいよぉ」などと、とにかくみんなの表情を和らげようと努めていました。ただ注文も多くて、「誰かしら目をつむるから『撮ります』と言ったら5秒キープ!」「歯を見せて笑って。そう!ほらっ、今度は目が笑ってないよ」「体も首も、もっとひねって」などと言われて、みんな踊っている時よりもどっと疲れて、筋肉痛になりそうでした。撮影後、Y's撮影班は写真をチェックしながら、ずっと「う〜ん、ウ〜ン」と唸っていましたが、はたして写真の出来栄えはどうだったのでしょう。プログラムの完成が楽しみです。
その日は写真撮影後にフィナーレ前の群舞の稽古をしました。私が振付をしているんですが、稽古3回で終えました。強行スケジュールの中、みんな早くおぼえてくれるので助かります。もちろん群舞作品としての作り込みはこれからです。個性を際立たせるソロや少人数の作品と、統一感で魅せる群舞とのコントラストがはっきり見えるようになるまでには、まだまだ躍り込みが必要です。
全体的には振付はほとんど終わったので、出捌けや何か問題がないかなどを粗通しでチェックしてみました。すると、問題点がたくさん出てきました。各演目の衣裳もこれからできあがってくるので、衣裳替えの時間計算など、さらに細かなチェック作業が今後たくさん出てきます。いろいろ考えると頭の中がいっぱいになって破裂しそうです。でも考えるだけでは何の解決にもならないので、なんとか間に合うように最善の工夫をしなければなりません。私はこのような場合の工夫を「東京リズム劇場」で冨田先生を始め先輩方にアドバイスを頂きながら、いろいろと勉強させてもらいました。そんなことを思い出したらとても懐かしい気持ちになりましたが、今は現実に気持ちを向けてがんばらなくては!
素敵な仲間と舞台に立てることは、本当に幸せなことです。この仲間のためにも、もちろん自分のためにも、そして誰よりも、大切な時間とお金を割いて足を運んでくださるお客様のご期待に応えられるように、でき得る限りのことをやらなければいけません。まだまだやらなければならないことがいっぱいありますが、がんばります。
“先生”と呼ばれる方は皆さん同じだと思いますが、どうしても自分のことは後回しになってしまいます。少しでも多く自主練の時間を作って躍り込んで行きます。
おかげさまでチケットの動きがかなり早くて、どちらの回も1階席は残り数枚しかありませんので、まだ予約されていない方は本当に早い方がいいですよ。
「PRECIOUS Vol.2」、皆様、楽しみにしていてくださいね。
淺野 康子
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