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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.323 シアター・アプル「JACK」
 新宿・歌舞伎町、今はなきコマ劇場の地下に、700席ほどのミュージカル・シアター「シアター・アプル」がオープンしたのが1982年8月ですから、今年でちょうど30年。
 その、こけら落としとして上演されたのが、リー・セオドア女史率いるAmerican Dance Machine公演「JACK」でした。伝説の振付師ジャック・コールの一生を、その振付作品によって進めていく、資料価値いっぱいのミュージカルで、現在では振付師として有名なウエイン・シレントが主演。W.シレントが、ジーン・ケリーなど男性ダンサーのダンスから、マリリン・モンローをはじめとするグラマー・スターのダンスまでもこなす、そのテクニックに魅了され、大学生だった私でも10回近くリピートしてしまいました。
 当時は、それらのオリジナルである映画の振付をほとんど観たことがなく、「JACK」を観て10年以上たってから、松本晋一さんの貴重なコレクションでジャック・コールの振り付け作品を観せていただき、W.シレント版での感動が蘇りました。
 ジャック・コールの民族舞踊的なエキゾティズムというか独特の世界は、1940〜50年代のハリウッドではなかなか受け入れられませんでした。ただし、マリリン・モンローをはじめとする「踊れるグラマー女優」の支持が厚かったことから、その振付がフィルムに完全な形で残されました。
 「JACK」でW.シレントが踊ったナンバーで、ずっと観る機会の無かった“The Johnson Rag”を最近観ることができました。「南太平洋」で有名なミッチ−・ゲイナー主演の「I Don't Care Girl」(1953)のダンスです。M.ゲイナーがかなり踊れる人とは知っていましたが、60年も前にこれだけのダンス・ナンバーがあったことにびっくりしました。You Tubeなどで観ることができますので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

天野 俊哉




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