TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.321 東京スカイツリーから銀座博品館まで
 小学生の頃、ボーイスカウトのジュニア・グループであるカブスカウトに所属し、町のイベントによく駆り出されたものです。私は何故か押上の部隊にいました。最も長い道のりは、押上を出て日本橋から銀座、新橋をまわって押上に戻ってくるというイベントでした。
 今回のコラムはそれとは何の関係もなく、東京スカイツリーのオープンの日から博品館劇場「タップダンス・フェスティバル」までの、2週間の私のエンタメ日誌です。小ネタが多いのでまとめることにしました。暇つぶしにどうぞ。ちなみに仕事の部分には一切触れておりませんので念のため。

Tuesday
○東京スカイツリー、本日オープン。住んでいるマンションの玄関先からバッチリ見えるので、私にとっては特に感動的な建物ではありません。タワーのデザインだったら、大阪の通天閣の方が好きですね。テレビは終日この話題でしたが、ここが一大シティになってしまうと町の商店街が取り残されてしまうだろうな、と思いました。


○不思議なコラムニスト辛酸なめ子さんと、旧皇族の竹田恒泰さんが、Q&A形式で対話をする本「皇室へのソボクなギモン」(扶桑社 \540)を購入。なめ子さんらしい鋭いツッコミ(質問)を期待していたのですが、あまり脱線もせずまじめな展開でした。当然ですね。








Wednesday
○「キネマ旬報6月上旬号」の映画人訃報欄を見ていたら、マーサ・スチュアートの名前が。有名なライフ・コーディネーターの方とは別人で、ミュージカルを中心にした1940年代のアメリカ映画女優です。2月25日、89歳で亡くなったそうです。「Doll Face」(1946)がデビュー作、主演というよりは助演レベルの人で、主人公に意地悪をしたり、そんな役が多かったと記憶しています。

○宝塚ファンの生徒さんからの情報で、この日初日を迎えた宝塚歌劇日本青年館公演「近松・恋の道行」ですが、市川公演と同じで1階970席はほぼ満席だったものの、2階は390席はまずS席が1名(!!)、A席は一番前の一列50席のみが満席だったそうです。演じている方たちが気の毒ですね。ちなみに今回も客席降りがあったとのこと。劇団側はもっと考えなければいけません。






Thursday
○今月のグルメ会は今西康之さんと私のみ。松本晋一さんは家族旅行で九州とのこと。辛いカレーを食べながら今西さんは「スタジオタップ72」の展望を熱く語ってくれました。
帰りにカレー店近くのレコファンに寄り、たまたま手に取った40年も前に発売されたビッグ・バンド・ジャズのレコードを購入、500円也。今更レコードでもないのですが、CD化されていない内容だったので仕方なくです。ただし、レコード・プレーヤーが無いので、どうやって聴けば良いのやら。

Friday
○自由ヶ丘駅近くの古本屋には芸能関係の珍しい本が多数あります。この日「大劇33年の夢舞台」なるタイトルが目についたので手に取ると、どうやら宝塚大劇場に関する本ではないらしい。20年も前に京都の出版社から発行された本であり、手ごろな値段なので買いました。
 昭和9年に開場して昭和42年に閉場した大阪劇場のエピソードを、その劇場の照明スタッフだった岡本友秋さんという方が綴ったもの。貴重な写真とともに岡本さんが記憶しているデータが資料として価値があります。ページをめくりながら、本当なら日劇、国際、コマ、アプル、前進座など、それぞれの劇場のことを一冊の本として残して行くべきなのに、と思いました。

Saturday
○この週に発売された嵐のコンサートDVD「Beautiful World」(初回限定盤)を買いました。池袋教室日曜クラスで富永美智子さんが振付をした「Love So Sweet」、私が作った「Troublemaker」「夏の名前」の3曲がそろって収録されています。「夏の名前」は、2005年にアルバム曲として出て以来、コンサートではあまり歌われなかった曲で、今回DVD初登場です。





Sunday
○毎週日曜日は、いつもどおり戸塚スタジオで「PRECIOUS Vol.2」のケイコ。以前、M氏が訪れたという骨董市を横目で見ながらスタジオに急ぐ。YUKI先生がキューティーズ5人にダンスパートの指導中。ホームページ用なのか、プログラム用なのか、Y’s取材班が写真撮影をしています。5時間いろいろな踊りを練習した後、この日最後に残ったのが淺野&天野の新曲振付。2人でああでもない、こうでもないと悪戦苦闘している後ろでは、Y's取材班のカメラに向かっておちゃめなポーズをとる橋爪麻美の姿が。私たち2人の険しい表情とは逆に、ニコニコ・ゲラゲラと何やら楽しそう。この撮影がいったい何なのかは聴きそびれてしまいました。

Monday
○新しく通い始めた教室の隣にあるシネコンで、ジョニー・デップの新作「ダーク・シャドウ」を観ました。吹替版というのが気になりましたが、面白そうな映画だったので、がまん、がまん。200年の眠りから覚め、1972年に現れてしまった吸血鬼の話で、ギャク満載の娯楽作品。バックに流れるカーペンターズの曲があまりにミス・マッチで大笑いしました。
 映画の最後で(声の出演の)クレジットに生徒の名前を発見。池袋教室出身の清水明彦さん(ロジャー役)、文学座の俳優です。映画の吹き替えをされていることは全く知りませんでした。彼は腰の低い、控え目な方なのに、声はもう堂々の二枚目でした。吹替版を見て良かったです。

Tuesday
○大宮教室出身で、現在Musical Companyイッツ・フォーリーズに所属する森隆二君より公演の案内が届きました。ちなみに押田もフォーリーズの卒業生です。ホーム・グラウンドである麻布十番のアトリエ・フォンテーヌが6月に閉館することになり、その劇場のファイナル公演として「歌のことづて」が6月15日から24日まで上演されます。劇団員のみなさんにとって今後良い劇場が見つかりますように。





○今年で100周年を迎えるユニヴァーサル映画のDVD「オペラの怪人」を購入。半世紀以上前の1943年に作られたカラー映画で、近年の「オペラ座の怪人」のような大掛かりなシーンも名曲も無く、素朴な作りです。以前、ビデオで(しかも白黒映画で)観たとき、キャスティングに関して疑問を持ちながら何となくすっきりしない気分でしたが、今回DVDの特典での解説でそれらの謎が全て解けました。良かった。


Wednesday
○丸の内ピカデリーで、77歳のウディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」を観ました。たぶんアカデミー脚本賞を受賞したことで、このような大劇場で公開する運びとなったのでしょう。若かったらW.アレン自身が演じたであろう主人公の間抜けぶりがおかしい。その主人公に絡む女性の一人が、若いころのミア・ファローにそっくりなので、あきれて笑ってしまいました。プログラムには、なんと、近々日本公開されるW.アレンの新作3本の宣伝広告が。今から楽しみです。

Thursday
○渋谷にある名画座シネマ・ヴェーラで、昭和の喜劇王エノケンの映画を観ました。高校生の頃テレビで放送されたエノケンの時代劇コメディがつまらなくて、それ以来「笑いは古くなる」と思っていたのですが、今回の「エノケンの頑張り戦術」(1939)という現代劇はすごく面白くて、そのスピーディーな展開にびっくり。監督は、怪奇・怪談映画で有名な中川信夫監督なのに、こんな面白い映画を作ってしまうとは。戦前の風景がたっぷり見られたのも大収穫でした。




Friday
○新宿DISK UNIONの書籍コーナーで音楽雑誌「レコード・コレクター1984年1月号」を¥100で購入。この本は、現在ロック系の本として発売されていますが、当初はジャズが専門でした。表紙はハスキーヴォイスの男性ジャズ歌手、メル・トーメ。記事以上に面白いのが広告のページで、レコード、レコード針、ビデオ、そしてオープンしたての六本木WAVEの全面広告が掲載されていました。現在は消えてしまったものばかりですね。




Saturday
○帰宅すると、アマゾンに注文しておいたDVDが到着していました。本日発売の新品が何と26%オフ、しかも送料無料。これではお店で購入する人がいなくなってしまいますね。この日届いたのは「航空戦争名作シリーズ7作セット」で、ミュージカルではありません。ロバート・テイラー、エロール・フリン、ジェームズ・キャグニー、ハンフリー・ボガートらが主演する男っぽい映画ばかりです。高校生の頃、テレビの深夜劇場で観た3本、ハリウッドの名画座で観た1本、そして初めて観る3本など。先週買った嵐のコンサートも、今週買った「オペラの怪人」もまだ全部観ていないのに、どうしよう・・・


Sunday
○National Tap Dayの野郎仲間(松本晋一、穴田英明、今西康之、白川希)が出演する博品館タップダンス・フェスティバルに行ってきました。単に彼らを観るためなので、時にゲラゲラ笑ったり、時に「まちがえないでね」とハラハラしたり、もう親心で温かく見せてもらいました。改めて「舞台は観るものだな」という気持ちを強く持ちました。

エンタメ日誌、とりあえず終わり。

天野 俊哉




Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.