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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.320 昭和館に行ってきました
 皆さんは「昭和館」という施設を御存知でしょうか。地下鉄九段下からほど近く、靖国通り沿いに建つ7階建てのビルがそれです。
 <古いニュース映画が観られる>ことから、2〜3年前に一度行ったのですが、先日あらためて見学に行きました。私が興味を持つ映像や図書などの閲覧は全て無料。暇さえあれば一日中居たいくらいです。1階にある大きなプロジェクターに写し出されるニュース・フィルムは貴重ですが、私のように芸能関係の人間には5階にある<映像・音響コーナー>の方が良いかも知れません。
 とりあえず「宝塚歌劇」で検索すると、昭和10年代から30年代までずらりとタイトルが並びます。外人(軍の人間)が記録としてカラー撮影した1946年(昭和21年)の和物、洋物、ラインダンスの映像が、正面奥、正面前、上手、下手などから根気よく撮影されています。一つの踊りに10分位の映像なのですごいです。特にカメラが寄った時の女性のメイクや衣裳の状態までが実に鮮明で、まるでハイビジョンを見ているようです。この記録が軍の人たちに役立ったのかどうかは不明ですが、昔を知る資料映像としての価値は十分で、ヅカファンとして堪能させてもらいました。唯一、残念なのは、この1946年の映像には音が入っていないことです。次は松竹歌劇団(SKD)で検索してみたいと思います。
 さて、メインの展示としては、私が行った時は「紙芝居」の特集が組まれており、資料が豊富に展示されていました。実演のイベントが行われた日もあったようです。昭和という時代を知っていても、知らなくても、ゆっくり楽しめるので、おススメします。
昭和館公式サイト http://www.showakan.go.jp/

天野 俊哉




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