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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.319 スタジオジブリ映画本、そして書評
 2年ほど前、街でよく置かれている無料冊子の一つを手に取りました。「熱風」というタイトルの本で、シリーズものとして古澤利夫氏の書く映画のコラムがあり、とてもディープなその内容にびっくりしたものです。この「熱風」、あのスタジオジブリが月1回発行している本で、毎月10日に三省堂などの大手書店に置かれるらしいのですが、ジブリ人気のすごさに私が割り込めるはずもなく、私は「熱風」をなかなか手に入れることができませんでした。仕方がないので、年会費(送料相当です)を払って自宅に送ってもらうことに。ところがその後、毎月送られて来る「熱風」の大好きな映画コラムは、あっという間に最終回を迎えてしまいました。
 前置きが長くなりましたが、このほどそのコラムが1冊の本として発売されました。「明日に向かって撃て!ハリウッドが認めた!ぼくは日本一の洋画宣伝マン」(古澤利夫著)がそれです。20世紀FOX映画の大ヒット映画「スター・ウォーズ」から「タイタニック」に至るまで、実に面白い内容です。574ページがこの古澤氏の文章で埋め尽くされていて嬉しい限りです。
 さて、今回ここで取り上げた理由は、この本の書評がまた興味深かったからです。某映画雑誌に載った書評では、古澤氏を良く知るコメンテイターが本の内容以上にその宣伝マンの方をリアルに表現していて、「昔気質」「パンチパーマ」「べらんめえ」「強面のやり手」「ドン」etc。更に締めくくりの部分が鋭いので抜き出すと「<映画マニアのヤクザ>というのが古澤利夫の本質だとすれば、いわば<映画マニア>の方だけで書いた本なのである。次は残りの部分についての本も読みたいものである。」
 私は本でもブログでも、文章を読んだだけでその人物を見抜くとか、推測することなど出来ない人間なので、もし実際にこのような方だとしたら、もうびっくりですね。そんなわけで、この書評で驚いたあと、もう一度表紙に戻って新たな気持ちでページをめくっています。興味のある方は、是非チェックしてみてください。

天野 俊哉




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