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Vol.312 タップな話題A JAM TAP DANCE COMPANY公演 4/26
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加藤邦保先生率いるJAM TAP DANCE COMPANY公演。なかなかスケジュールが合わず、3年ぶりの観劇です。
加藤先生と私が初めて会ったのは、ちょうど30年前の夏で、共通の知人の「引越しの手伝い」という妙なシチュエーションでした。その後、同じ舞台にかかわることが全くないのですが、先生の公演に伺うと、気さくに声をかけてくださいます。1993年公演の時は、先生が「踊る不夜城」(1937・MGM映画)のエレノア・パウエル・ナンバーを完璧に再現。その苦労話を聞かせていただきました。スタジオ・パフォ−マンスを定期的に行っていた頃は、「天野さん、このCD見たことないでしょう」と、超レアなジャズのCDを見せてくださったり。今回も休憩時間中に貴重なお話をたっぷり聞かせていただき、とても勉強になりました。まだまだお若いのでステージに立って踊っていただけると嬉しいのですが。
4月24日から26日まで3日間行われた今回の公演は、ベテランの宇川彩子さん、小島和夫さん、白川希君、横山禎大君4人をフューチャーした構成が、まず見事。NTD2012で白川君とカンパニーの方が踊られた“Puttin on the Ritz”は、何度観ても感動してしまいます。フレッド・アステアと、振付のハーメス・パンが1946年に創作したシーンは、当然のことながら、私は加藤先生が振付をされたシーンの白川君の方が、よりアステアっぽくて好きです。
そして加藤先生の超人的な振付と、それをこなすアンサンブルの皆様に拍手を。ARTNカンパニーの戸津晃子さんも今回初参加とのこと。カーテン・コールでちょっぴりホッとされた皆さんの笑顔を見て、その若さにびっくりしました。お疲れ様でした。
加藤先生の公演には、川村隆英君をはじめ先生のお弟子さんたちが皆、かけつけるので、ロビーは同窓会ムードいっぱいです。加藤忠君の「いやあ、仕込み大変でしたよ」と言いつつも、バラシを手伝いにやってきた彼を見て、「ああ、加藤先生はみんなに愛されているんだなあ」と、そう感じました。
天野 俊哉
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