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Vol.289 放送ライブラリーに行ってきました 2
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ライダーだけじゃありません。ちゃんと大人向けの催しにも行っています。抽選で200名参加のセミナー「第58回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル入賞作品上映会」に当選したので行ってきました。
世界に数ある広告賞の中でも最大級の規模を誇る同フェスティバルは、毎年6月に1週間にわたって南フランスの保養地カンヌ市で開催される広告コンクールで、期間中は世界各国から1万人近い業界関係者が集まるそうです。前回までは「カンヌ国際広告祭」と」呼ばれていたので耳にされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。2011年6月19〜25日に行われた同フェスティバルは、13の部門に過去最高の28,828作品の参加があり、日本からは801作品が参加し、フィルム部門で銀賞・銅賞を受賞するなど、8部門で合計26のトロフィーを獲得したそうです。
セミナーでは、日本代表審査員として現地で選考にあたった博報堂シニア・クリエイティブ・ディレクター新妻英信氏が、グランプリを始め入賞作品の中から選んだ秀作CM60本を上映し、審査会場の様子などを交えながら2部構成で解説してくれました。
現地では22名の審査員が3日間にわたり上位約3,300本を審査されたそうです。採点は10点満点法で、「長く考えると、良かったのか良くなかったのか分からなくなる」ので、見終わってから2秒で採点するルールだそうで、1日あたり1,100本の採点を3日間延々と続けられたそうです。2秒の直感を3日間3,300回働かせ続けることを想像したら、まるで修行のようにも思えました。他にも興味深い話をコンテンツごとに掘り下げて分かり易く聞かせてくれました。当然と言えば当然なのでしょうが、さすが日本を代表する大手広告代理店のシニア・クリエイティブ・ディレクターによる2時間30分のセミナーは飽くことのないすばらしいプレゼンテーションでした。締め括りの「プロとは、アイデアを継続して出せること」は、クリエイティブな世界に通ずる納得の言葉でした。
ライダーからカンヌまで、放送ライブラリーでは興味深いイベントが開催されます。また、展示ホールでは、ニュース番組のアナウンサーや情報番組の現場レポーター、お天気レポーターなど、番組出演の体験ができるコーナーが設けられており、視聴ホールでは、時代と社会を伝えるTV・ラジオ番組、CM、ニュース映像など、約2万本が無料で公開されています(仮面ライダーシリーズ計21本も公開中!)。ご家族やカップル、もちろん一人でも楽しめる放送ライブラリー。横浜にお越しの際は立ち寄られてみてはいかがでしょう。
放送ライブラリー公式サイト http://www.bpcj.or.jp/
Y's取材班
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