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Vol.281 新年の思い出
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大晦日まで仕事だったのでお正月を迎える準備があまりできませんでしたが、元旦の朝にはがんばってお雑煮を作りました。鶏肉と里芋と鳴戸巻きを買い忘れたのでシンプル&ヘルシーな出来になりました。
食後に今年も地元の冨塚八幡宮に初詣に行きました。境内山頂で参拝を済ませて階段を下っている途中で大きな地震がありました。山を覆い茂っている樹々がわさわさと長く揺れて境内全体に緊張が走りました。気を取り直してスタジオ向けの干支絵付破魔矢を授かり、おみくじも引きました。大吉が良かったのに吉でした。吉って上から何番目なんでしょう。調べてみたら、大吉、中吉、小吉、吉、半吉、末吉、末小吉、凶、小凶、半凶、末凶、大凶が一般的な順位のようで、吉よりも小吉の方が上位なのがちょっと意外でした。吉なりに良い年にしたいと思います。
2日は箱根駅伝を応援しました。これまではベランダから見物していたのですが、今年は初めて沿道で応援しました。自宅の前を通る往路区間は各校がエースを揃える「花の2区」と呼ばれている区間です。周りの皆さんは応援慣れしているようでラジオなどで中継をチェックしていました。しばらくするとパタパタパタとヘリコプターの音が聞こえてきました。「そろそろだよ」と隣のおじさんが教えてくれました。その言葉のとおりクルマの通行がピタッと止まり、先導車や中継車に続いて、先導の白バイと共に先頭走者の姿が迫ってきました。遊びに来ていた姪と一緒に「がんばれーっ!」と思い切り声を出して小旗を振りました。走者の呼吸、汗、筋肉の動き、そして地を蹴る音が一体となって目の前を通り過ぎて行きました。TV中継では決して伝わってこない生の迫力と感動がありました。
思い切り応援したらお腹が空いたので早めのお昼にしました。両親と妹家族みんなですき焼きを囲みました。お腹が空く間もなく夕食は湯どうふにしました。いつもは鱈(たら)を入れるのですが、甥と姪の明るい未来を願って出世魚の鰤(ぶり)を入れました。初めてでしたがとてもおいしかったです。母が揚げてくれた天ぷらも久しぶり。家族揃っての食事は本当に楽しかったです。
翌朝は一人だけ泊まった姪と一緒に雑炊を作りました。夕べの湯どうふのお出汁が出ていてとてもおいしかったです。
姪の希望で駅伝の復路も応援に行きました。「今日は映るかな」。どうやら彼女の応援の本当の目的は始めからテレビに映ることだったようで、中継車が見えた途端、髪や服を整えていました。なんともほほえましかったです。
思い切り応援したら早くもお腹が空いたので、彼女のリクエストで近所のイタリアンファミリーレストランに行って、ピザとドリアとスパゲティを注文しました。育ち盛りの食べっぷりは見ていて気持ちがいいくらいです。
天気も良かったのでドライブがてら藤沢の妹宅まで姪を送りました。2歳の甥が、録画してあった紅白歌合戦のAKB48の曲に合わせて踊って見せてくれました。かわいかったです。
4日は辻堂に最近オープンした大型ショッピングモールに行って、日が暮れるまで買い物を満喫しました。
短い冬休みでしたが良いお正月を過ごせました。
淺野 康子
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