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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.28 私のオススメ映画
歌手ボビー・ダーリンの伝記映画を観て
世の中には、ちょっと困った映画というのが必ずあって、最近ではケヴィン・スペイシー監督・主演の「ビヨンド the シー 〜夢見るように歌えば〜」(歌手ボビー・ダーリンの伝説)でしょうか。
歌手の伝記では、その歌手の歌声を吹き替えで使うのが普通ですが、ケヴィン・スペイシーは全部自分で歌っています。 これがとてもうまいのでびっくり。 全盛期に“Mack the knife”をバリバリ歌うシーンも、落ちぶれて反戦フォークを歌うシーンも味があるのです。 歌っている時の表情が本当に幸せそうで、観ている私も嬉しくなってしまいました。 主人公ボビー・ダーリンへの思い入れを、オスカー男優ケヴィン・スペイシーが魅力的に演じてすばらしい!! はずだったのですが、ひどいんですね、踊りが。 これは誰かが絶対にやめさせるべきだったと思います。 黄色のスーツ姿で踊るあたりは許せるのですが、フィナーレで子供と踊るシーンは、やはり泣かせてほしかったですね。 もう、あまりの不格好に笑いが止まりませんでした。 現在、DVDが出ていますのでぜひ御覧下さい。
実際のボビー・ダーリンと奥さんだったサンドラ・ディーの共演映画「9月になれば」(主演はロック・ハドソン)もDVDで観れます。
写真 : 「ビヨンド the シー 〜夢見るように歌えば〜」宣伝用ちらし(2005)

私が出演した映画「落陽」のおもいで
最近、生徒さん達の間で「落陽」(1992・にっかつ映画)のビデオが出まわっています。
私が出演した唯一の映画で、隆子スタジオの仲間とダンサー役で“ディガ・ディガ・ドゥ”を踊りました。
ダイアン・レイン、ユン・ピョウ、加藤雅也主演の見事にコケた大作でしたが、楽しい経験が出来ました。
調布のにっかつ撮影所に、上海のナイトクラブの大きなセットが組まれ、私たちは撮影にのぞみました。
当時、隆子先生から「スターの方からは絶対にサインをもらってはいけません」と厳しく言われておりましたが、 美しいダイアン・レインがセットに現れると、そんな規則が無かったかの様に、サイン帳とペンを差し出したのが佐藤昇先生と向井マサユキ君の2人でした。
私たちが着ていた衣裳が、あまりにも地味だったので、この映画に出演されていた、にしきのあきらさんがいろいろと手を加えて下さいました。
隆子先生に振付していただいた3分の踊りを、私たちは10日間ケイコしてマスターしたのに、撮影したのは後半の30秒ほどでした。 顔のアップなどありませんので、誰が誰だか自分でもよく分かりません。 それでも劇場公開された時は、タップシーンと自分の名前が出るエンド・クレジットが観たくて何度も足を運びました。
DVD化される事などまず無いと思いますので、ツタヤの様な大きなレンタル・ビデオ店で、興味のある方はぜひ御覧下さい。
写真 : 「落陽」のオリジナル・サウンド・トラックCDのカバー

天野 俊哉



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