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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.277 2011年も頑張っていました
(1)Women In Tap Presents 「A Woman In Music」
 6月4日〜5日、新宿区神楽坂 SESSION HOUSE。コンクリートのフラットな床には四角いミニハードクッションがちょっと窮屈に並べられていました。学生集会かテント小屋といった雰囲気の会場には若い人がギッシリ。薄暗いステージの壁に出演者たちが動画と静止画で次々に写し出される面白い演出、ファッションショーのようなムードの中を一人また一人と5色のタップシューズ音が熱く、柔らかく、荒々しく、軽やかに、そして静かに登場します。キャンバス上を陰と光で描くようなイメージです。
 谷口翔有子さん、Kurikoさん、Yoshikoさん、Akkinさん、そして菅谷藍子さんの5色の“In Tap”をそよそよと風が流れるように“In Music”山本光恵さんが弾くピアノが支えます。
 「着飾られた華やかなものを剥ぎ取って見る『ただのわたし』を音色・リズムダンスで表現」と案内にあります。「でも、わたし踊ると凄いんです」と本領を発揮して素敵なステップを見せてくれました。しかも長時間見ていると単調になるところを、様々な組み合わせで飽きさせない構成でした。11月には大阪で続編も。
 ジャズ界でも若い女性ミュージシャンが第一線で活躍しています。同じ6月に東日本震災復興をうたいブルーノート東京で「Women In Jazz」を催しました。ジャズ界もタップ界と同様に女性の活躍が続きそうです。

(2)「ART DANCE TRIBE Vol.13」
 7月17日、PLEASURE GARAGE DANCEWORKS の発表会です。毎年、人見記念講堂に若いダンサーが集い、ブレーキング、フリースタイル、ジャズ、パフォーマンスなど、重低音が響く中を繰り広げられる楽しい踊りの祭典です。 全2幕で20〜24ものプログラムがありますが、そのダンスのレベルは高く、観ていて飽きません。3年前に初めて観た時は、ストリートやテレビで見るのと変わらないだろうとタカを括っていましたが、皆さんなんて上手いんでしょう。どの世界にも上には上があるんだと目から鱗でした。 その猛者の中にタップでは唯一の参戦がありました。ロンロンさんのグループです。毎回このグループだけがタップで参加しているようです。他は迫力ある皆さんですから、思わず「負けるなよー」と心で叫んでいましたが、豪快にカッコ良いステップで決めてくれました。負けていませんでした。こういうのって嬉しいものですね。

(3)頑張っているダンサーを応援してます
 大都会に星の数ほどある「ライヴハウス」で日々頑張っているダンサーが結構います。20人も入れば大入りのジャズスポットがその会場です。お客さんとの距離が近いアットホームなステージです。年に1〜2度開催される用意周到な公演と違ってチケットもなく、来るか来ないか分からないお客さんを待ってのぶっつけ本番となります。 時にはガラガラの客席と向かい合うことにもなります(ジャズミュージシャンも同様で、私はピアノトリオとヴォーカルのユニットを一人で聴くことがあります。珍しいことではないのです)。活躍しているタップダンサーの日々研鑽する場でもあります。
 路上パフォーマンスを追いかけたことがあります。通行人は流れるように通り過ぎて行きますが、良い音だと“オッ”と立ち止まります。度胸のいることですが、自信にもなります。また、いろいろなミュージシャンとのコラボレーションが重なれば世界も広がり上達するというものです。
 陰ながらの応援でございます。

(4)今年も終わってしまいます
 私が渋谷東急BE「ミドルエイジからのタップダンス」講座の扉を叩きましたのは18年前、人生も季節も秋風吹く47歳の時でした。私が入門したその日より担当となられた天野先生と今日に至っています。“ひえー”。
 あの頃はやる気もあり、通う電車の中で足を動かしていたものです。2〜3年は新鮮でしたし楽しい習い事でしたが、そこは「カルチャー」ですから同じ輪の中をグルグル回っていって、すぐにマンネリ君と友達になってしまいました。
 私は、新しい曲の振り付けに入ると、それまでやっていたスッテプを簡単に忘れてしまうのです。きっと授業を真面目に聞いていないのでしょう。時々思い出したように復習曲として踊らされると、それはもうモタモタしてしまって楽しくありません。
 好きなことですが、忙しさにかまけて練習も出来ませんので、エクササイズで終わっています。でも18年は重いです。これからは歳の壁を壊して、醜さも乗り越えて、うろたえながらも続けていきたいと思っております。
 天野先生に感謝。

小島 文雄






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