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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.264 旅のコラム ソウル編
 発表会「ON STAGE 2011」も無事に終わったので、夏休みをもらって韓国に行ってきました。羽田発の国際線を初めて利用したのですが、この近さはやはり便利です。アシアナ航空も初めての利用だったのですが、ヤキモチやきの女性は旦那様や恋人とは乗らない方がいいかもしれません。キャビンアテンダントの皆さんが、同性の私でも見とれてしまう程とても綺麗でした。2時間半の短いフライトにもかかわらず機内食も出てうれしかったです。
 さて金浦空港に到着。空港を出ると、蒸し暑い!日本より暑いくらいです。ジーパンとウォーキングシューズは大失敗でした。涼しげな着替えは後で現地調達することにして、先ずは免税店に向かいました。
 韓国の免税店でのショッピングといえば、なんといってもコスメですね。日本でも最近話題になっている「かたつむり」のコーナーがすごい人だかりでした。かたつむり成分入りのパックと免税店限定販売のファンデーションを大量購入しました。パックはお肌がとにかくツルツルになります。オススメです。スタジオのメンバーやPure Jewelsも「かたつむり」のことを知っていて、パックを配ったらとてもよろこんでくれました。
 次は韓国海苔コーナーに向かいました。免税店で売っているものなら値段なりに味も品質も確かなはずです。何種類か味見をさせてもらうと油も塩もサラッと洗練された感じで、数種類を買いました。海苔チョコレートの味見も勧められたんですが、「(なんでも商品化すればいいってもんじゃ・・・、おいしい!)」。買ってしまいました。
 ホテルにチェックインしてから「NANTA」を観に行くことにしました。“ナンタ”とは“乱打”という意味で、ソウルだけでも2箇所の専用劇場で公演されている人気のパフォーマンスです。4年程前に日本公演があったので、ご覧になった方もいらっしゃるのでは?当日チケットはなかなか取れないそうなのですが、なんとか取れてラッキーでした。
 「NANTA」を観る前に腹ごしらえです。劇場に向かう途中で老舗の参鶏湯専門店に入りました。若鶏が一羽丸ごとと高麗人参がたくさん入っていてけっこうなボリュームがありましたが、あっさりしていたので完食。たっぷりコラーゲンと高麗人参がお肌に良さそうでした。キムチもとてもおいしかったです。
 劇場までの散策は丁度良い腹ごなしになりました。チケットを購入してロビーで開場を待っていると、色々な国のお客さんが続々と集まってきました。韓・日・英・中で記されたプログラムには、「韓国の伝統音楽『サムルノリ』のリズムを巧みに取り入れた・・・」「1997年の初公演以来、ロングランヒットを続けており、日本、中国、アメリカ、ヨーロッパなどでも大成功を収め・・・」「ノンバーバルパフォーマンス(台詞がない劇)なので、老若男女、国籍を問わず楽しめるのが魅力・・・」などと書かれており、期待度がグッと高まります。さあ、いよいよ開演!激しくリズミカルなパフォーマンスとコミカルなストーリー展開に圧倒されっぱなしの、あっという間の1時間半でした。9チームが交代で演じているので違うチームの回も観てみたいと思いました。
 興奮冷めやらぬ気持ちでホテルまでの途を歩いていると、ソウルの街はカフェがとても多いのが印象的でした。
 翌朝は前日の帰り道に見て気になったカフェで朝食を取りました。サンドイッチもクロワッサンも、もちろんコーヒーもとてもおいしかったです。
 その日は今回のメインスポット、明洞に向かいました。途中、焼失して修復中の南大門が見えました。歩いていて思ったのですが、とにかく信号が少なくて道を渡るたびに地下街を通らなくてはならず、しかも階段が急で段差も大きいので足腰が強くなりそうです。
 歩くこと数分で明洞中心街に到着。時間が早かったので人出は“これから”という感じでしたが、可愛い小物やアクセサリーを買っていたら、あっという間にお昼になっていたので明洞餃子を食べることにしました。すごい行列でしたが、それ以上に店員さんの働きぶりの勢いがすごい!そのためか回転が早いのですぐに座れました。メニューが3種類しかないのにびっくり。カルグクス(韓国の手打ちうどん)と蒸し餃子を注文しました。うどんに入っていたワンタンがぷるぷる。蒸し餃子も肉汁がジュワーッとたっぷりでどちらもおいしい。キムチは参鶏湯のお店のとはまたひと味ちがっておいしかったです。参鶏湯のお店でもそうでしたが、キムチがお皿になくなるといくらでも足してくれるのでキムチ好きの方はうれしいでしょうね。
 午後は東大門市場に行きました。靴市場、衣類市場、生地市場、小物市場を見ました。どの市場もその規模がすごく大きくて驚きました。清渓川(チョンゲチョン)周辺とファッションスポットを散策しましたが、買いたいものがなかったので明洞に戻ることにしました。
 明洞に着いた時には日も暮れ始めていたし、たくさん歩いてお腹も空いたので、今回のメインディナー!そうです!焼肉です!韓国はどこのお店もそうなのでしょうか、お肉を切るのも焼くのも全部店員さんがやってくれました。ナムルも種類がいっぱい、サンチュもエゴマも山盛り出てきました。お肉はもちろん、チヂミもピビンバも冷麺もキムチも全部おいしくて大満足でした。
 お店を出ると先程となにやら雰囲気が変わっていて人出がものすごく増えています。通りに出てみると、あっ、すごい数の露店が出ています。俄然、元気が出てきました。あれこれと買っているうちに現金がなくなってしまいました。まだ買い足りませんでしたが銀行も閉まっている時間だし諦めて帰ろうとしたら、あっ、目の前に両替屋さん。思う存分買い物ができました。
 年相応に歴史も学ばなければいけません。最終日は世界文化遺産、昌徳宮(チャンドックン)を見学に行きました。タイミング良く一日1回限りの日本語ガイド案内付きで観覧することができました。暑い中とても流暢な日本語で約1時間、丁寧に解説してくださいました。最後には拍手が上がりました。
 たくさん歩いたらお腹が空いたので近くにあった長麺屋さんに入りました。先ずはビールで乾いた喉を潤しました。韓国のビールはどのブランドもスッキリとキレがある感じでおいしいです。饅頭(マンドゥ)を注文したら肉まんと同じくらいの大きさが6個出てきました。意外にあっさりしていてペロッと食べられました。冷麺も大好きな梨がたくさん入っていておいしい。海鮮チヂミは今回食べた中で一番でした。
 なんだか食べてばっかりのようですが、韓国はどこで何を食べても本当においしかったです。そして、どこのお店も店員さんの働きぶりに勢いを感じました。最近の日本ではあまり見かけない風景です。全くのフリープランでしたが移動は地下鉄でどこにでも行けるし、食べ物はおいしいし、最高でした。すぐにでもまた行きたいくらいです。ただ、買い物と食事だけではしゃぐ年でもないし、ガイドさんの話で知らないこともたくさんあったので、次回に向けて日韓の歴史について、より学んでおこうと思います。

淺野 康子






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