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Vol.249 オーケストラの演奏会に行ってきました
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NEWSページで紹介されていた、八景フィルハーモニー管弦楽団第30回記念定期演奏会を聴きに行ってきました。
会場は横浜みなとみらいホール大ホール。パイプオルガンを備えた立派なホールです。「題名のない音楽会」でご覧になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
開場直後に行ったのですが、全2,020席中1階席の1044席は早くも完売で、購入できたチケットは2階席の最前列でした。パーカションの手もとまでバッチリ見えそうな(タップダンスで例えるなら、ダンサーの足もとが見えてラッキー的な)、格好の席です。
A4三つ折り6ページのプログラムには、今回演奏される曲目、サン・サーンス「英雄行進曲」、チャイコフスキー「くるみ割り人形」(抜粋)、ベルリオーズ「幻想交響曲」(抜粋)が作曲された経緯や時代背景などが詳しく解説されていて、とても親切な作り込みです。さあ、しっかり読み込んだし、心の準備も万全。程なく1ベルが鳴りました。よく耳にする「ビー」とか「ブー」ではなく、横浜ならではの港を意識したものでしょうか、「ジャワ〜ン」と、銅鑼の音でした。
演奏者の皆さんが続々とポジションに着き始めました。
弦楽器
第1ヴァイオリン 18人
第2ヴァイオリン 16人
ヴィオラ 10人
チェロ 10人
コントラバス 8人
木管楽器
フルート&ピッコロ 3人
オーボエ&イングリッシュホルン 4人
クラリネット 4人
バスーン(ファゴット) 4人
金管楽器
ホルン 6人
トランペット&コルネット 4人
トロンボーン 3人
チューバ 2人
打楽器
ティンパニ×4&バスドラム&スネアドラム
シンバル&トライアングル&ベル×2 6人
鍵盤楽器
ハープ 2人
チェレスタ 1人
合計 101人
と、とても立派な構成です。
着座が落ち着くと、下手からコンサートマスター(第1ヴァイオリンの首席奏者)が登場し、オーボエに調音の指示を出しました。オーボエの「ラ」(A=標準音)が静まりかえったホールに響きます。それに合わせて次々に各楽器が「ラ」を響かせてオーケストラ全体の音を合わせて行きます。期待感が高まる瞬間です。
調音が終わりコンサートマスターが着座すると、下手からヴァイオリンの間をヒョコヒョコッと小走り気味に縫って、指揮者の山下進三氏が登場。「どうもどうも」といった感じで拍手に応えられていました。やがて演奏者の方を向くと拍手が止んで空気が静まり、かくしてタクトが振り下ろされました。ここから先はとても文章では表現できませんが、感想だけ申せば大満足です。もちろん、料金の高低で計れる訳ではありませんが、1,000円(私はチラシ割引で500円!)でこれ程素晴らしい演奏を聴かせて頂けるなんて。しかも、演奏会の収益金全額を東日本大震災の復興支援として寄付されるとのこと。「ホール代や運営費は大丈夫なのかしら?」と、余計なお世話的に心配になりますが、1994年の設立以来30回も定期公演を重ねて来られたのですから、きっと骨太な素晴らしい楽団なのでしょう。
最後にチャイコフスキー「くるみ割り人形」より「葦笛の踊り」(犬のおとうさんが出てくる携帯電話のCMで流れているあの曲)で締めてくれました。素晴らしい演奏を聴かせて頂き、ありがとうございました。
心豊かな気持ちでホールを後にして程なく、ブラスバンドの演奏が聞こえてきました。クイーンズスクエアのイベントスペースで吹奏楽演奏会が開催されていて、先程とは打って変わって流行りのK-POPが演奏されていました。青春真っ盛りといった感じの若い音が楽しそうに響いていました。
音楽鑑賞三昧の良き一日でした。
戸塚スタジオ生徒
八景フィルハーモニー管弦楽団公式サイト http://8phil.fan.coocan.jp/
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