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Vol.244 東京リズム劇場
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5月26日の朝、穴田先生からの電話で「2011年の東京リズム劇場」(以下「TRT」)の中止を知らされました。常々、「『TRT』は自分にとっては劇団みたいなもの、とても大切なものです」と語っていた穴田先生をはじめとするスタッフの方々の決断に対して、私は多くを問うことはできませんでした。HPなどの情報で11月の上演を楽しみにしていた生徒からは、「来年は必ず上演してくださいね」とのお言葉をいただきました。
「TRT」のすごさは、繰り返し何度も劇場に足を運ぶリピーターのお客様(東京公演だけでなく浜松公演まで)や、出演者全員に差し入れをして下さる熱いファンの方々までがいらっしゃること。チラシを配布するとすぐにチケットを予約して下さる、公演としてのネームバリューetc。
市民権を得られているなと感じたのは、先日のY'sの公演「PRECIOUS」の“How About You?”のナンバーを観たお客様の多くが、「『タップ名作劇場』みたいな作品がありましたね」とおっしゃったこと。男と女が出会って、恋をして、歌い踊るシチュエーションは、本来「ミュージカルの約束事」であるのに、「タップ名作劇場」がベースになってしまうなんて!!すごいじゃないですか。
さらに、発表会を控えた私の生徒の会話で、「手の高さとか、そろえないとね」「ほら、あの人・・・まちがえて死刑になっちゃう」「あ、薄井さんね」なんて、「アリス・イン・ワンダーランド」のエピソードが教室内で出てきてびっくりしました。
* * *
思えば2003年から昨年まで6回も出演させていただき、貴重な経験をさせていただいたのに、あまりにも次から次へのあわただしい作業だったので、自分が何をしてきたのかきちんと整理をしてきませんでした。今一度、Y'sメンバーを中心としたエピソードを、このコラムに書いてみようと思います。
東京リズムボーイズ結成10周年公演が、シアターV赤坂で行われたのが2002年秋。冨田かおる先生とSOUND KISSの皆さんがゲスト出演。そして翌年2003年、銀座博品館劇場に移ってスケールアップをしてスタートしたのが「東京リズム劇場」です。みすみ“Smilie”ゆきこ先生、私たち、そしてアンサンブル・メンバーが加わりました。
つづく
天野 俊哉
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