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Vol.242 生誕100年 その5 ロバート・テイラー(1911−1969)
 ルシル・ボールよりも1日早く、8月5日生まれのロバート・テイラーは、このコラムを読んでくださっている方でもご存じ無い方が多いのでは。
 1930年代から30年近くMGM映画のスターとして活躍した二枚目で、代表作はヴィヴィアン・リーと共演した「哀愁」(1940)です。20代の頃はグレタ・ガルボ、ジーン・ハーローら当時の美人女優の相手役として多くのメロドラマに、30代の頃は戦争映画をはじめとする社会派ドラマに、そして40代では「クオ・ヴァ・ディス」「黒騎士」などの歴史活劇や西部劇に出演しました。そのほとんどが主演です。まったくイメージは違いますが、40代になって急にアクションものに出演し出したジョニー・デップは、どことなくロバート・テイラーのキャリアと似ているように思えます。
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 二枚目スターというと甘さが無くなったり次の若手が出て来ると、人気が落ちて映画出演が減ったり、脇役にまわるものですが、テイラーはうまく乗り切りました。彼のターニング・ポイントは、29歳の時出演した「哀愁」での上品な口ひげで、それまでより、ぐっと渋い二枚目ぶりを見せました。演技や表情にも深みが出ました。
 また1943年の戦争映画「Bataan」では、バターン島で戦う兵隊役なので単なるヒーローものと思いきや、ジワジワ敵に追い詰められていく演技で2時間の映画をひっぱり、ラストでは何百人という日本兵に囲まれたテイラーが、半狂乱でケラケラ笑いながらマシンガンを撃ちまくる姿がとてもリアルで驚きました。この時の男っぽさが、その後のアクション映画などの出演につながったのかも知れません。
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 さて、ハリウッドのスターが一度は通る道が、ミュージカルへの出演です。テイラーが主演した「踊るブロードウエイ」(1935)と、「踊る不夜城」(1937)の二本のミュージカルでの相手役は、何とタップの女王エレノア・パウエル。運の良いことにタップを踏むシーンはありませんでしたが、少しだけ歌わされました。二本ともドラマの部分がとても長い作品だったのですが、テイラーが落ち着いた演技でしっかりとパウエルを支えていました。特に甘いラブシーンでは、表情に乏しくセリフ棒読みのパウエルでも魅力的に見えるくらいでした。

天野 俊哉

写真 上から
「踊る不夜城」エレノア・パウエルと
「踊る不夜城」フィナーレ
「Bataan」
「哀愁」
「哀愁」ヴィヴィアン・リーと





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