TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.234 「PRECIOUS」を終えて
 Y's Tap Dance Party 設立6周年記念公演「PRECIOUS」にご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。無事に幕を下ろすことができて、まさに胸をなでおろしてホッとしています。
 プログラムのあいさつにも書きましたが、以前から公演開催にご期待の声を頂いていたものの、スケジュールや会場確保が揃わず、区切りの良い5周年開催も実現できませんでした。今回の会場きゅりあん小ホールもとても競争率が高いのですが、運良く取れました。公演の決定に主要メンバーは快く賛同してくれました。
 スタジオインストラクターズとPure Jewelsにも伝えました。ここではいろいろな涙が流れました。公演開催を喜ぶ涙、公演の舞台に立てるのか不安な涙。それでも最終的には心をひとつにして全員で舞台に立つことができました。うれしかったです。
 キッズチームのキューティーズ(天野が勝手に命名)もがんばってくれました。稽古も大人メンバーとほとんど同じ数をこなしました。ご家族にも長い間、本当にご協力を頂きました。大袈裟かもしれませんが、子供たちは私たちの未来です。その未来を今回の公演でぜひ観て頂きたいという思いがありました。今はまだ分からないだろうけど、純粋に踊ることの楽しさや公演に出ることの価値を成長とともに少しずつ理解しれくれたらいいと思います。アシスタントを申し出てくれたSAORIとchicacoの指導なくしてキッズの演目は完成できませんでした。二人ともありがとう。
 ソロを踊った私の大切なインストラクターたち。chicacoは歌にバイオリンにと多才ぶりを発揮してくれました。何ごとにもどん欲な彼女は、本番ギリギリまで私の他にも阿部先生や押田先生にアドバイスをもらっていました。自分のことだけでなく、Pure Jewelsのリーダー的な存在としてみんなをまとめてくれていました。
 小学生の頃から私の生徒だった秦。いつもマイペースで、何度怒られてもあきらめずにタップを続けてくれました。私が育て上げた訳ではありませんが、リハーサルで彼女がソロを踊っている姿を観て、その成長ぶりに涙が出ました。
 SAORIはより良い作品にしようとギリギリまで振りを変えてきていました。悩んだ分、きっとこれからの作品作りの糧にもなったと思います。
 YUKIは唯一のジャズダンスでの参加でした。彼女の得意としているファンキー系の踊りは、今回の公演で描いている私のイメージではないので、曲選びから何曲もNGを出しました。そんな経緯があって創り上げた作品はしっとり、かつ躍動感のある素晴らしいものでした。
 もちろん、他のメンバーも稽古から本番まで本当にがんばっていました。稽古は身体を壊すんじゃないかと心配する程、連日連夜繰り返されていました。身体が心配と言えば「まみ散歩」は2月の中旬に撮影しました。極寒の海岸で薄着の衣裳でみんながんばりました。私は行けなくて良かった(笑)。
 四半世紀来一緒に踊ってきた天野、押田、橋爪、阿部はそれぞれの世界観を披露してくれました。彼らベテランと若手が一体となって、これからも楽しい作品を生み出して行けたらいいなと思います。
 大震災の影響でスタジオが計画停電になったり、自粛ムードが高まったりしても、誰一人後ろ向きの意見を言う者はいませんでした。数ヶ月にわたる稽古を重ね、大切な仲間と気持ちをひとつにして本番に臨むことができて本当に幸せでした。
 技術スタッフのみなさん、受付スタッフのみなさん、無償で受付やドア係を手伝ってくれたみなさん、たいへんお疲れ様でした。
 このたびの公演の開催により、私たちはたくさんの方々に支えられて活動させて頂いていることをあらためて実感しました。本当にありがとうございます。
 「私たちを支えてくださっている皆様と、かけがいのない仲間と共に、貴重な時間を共有したい」。そんな思いをこめて名付けた「PRECIOUS」。またいつか、できるといいな。
 すべてにありがとう。

淺野 康子







Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.