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Vol.2322 川村隆英さんの『JAZZ TAP LIVE』を拝見しました(2024年11月)そのB
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『川崎タップフェスティバル2024』に初参加して知り合った松浦剛士さん。松浦さんのパフォーマンスはそれまでも何度か拝見しましたが佐久間雄生さんとのタンゴには度肝を抜かれました。そして今回はあの金子真弓さんとのデュエット、お二人の間とかタイミングが絶妙なコメディ・アクトに仕上がっていて可笑しいというよりも驚きました!
『BE CRAZY』での松本晋一さんとAkkinさんのデュエットといい、松浦剛士さんと金子真弓さんのデュエットといいもうアメリカの超一流のショービジネスのレベル、もしくはそれ以上だと思います。
大谷翔平選手だって世界一ですから日本人の身体能力はいつからこんなに凄いことになってしまったのでしょうね?
さて、そんな才能溢れる川村さんのライブですが、やはり川村さんのソロのこそが一番の魅力なのですね。ストライプのスーツで登場した川村さんがフロアで軽く踏みはじめプレーヤーの方の演奏が続いてソフトシューのテンポで1曲。3人のジャズプレーヤーの方々と一体化した川村さんに酔いしれているとテンポチェンジです。川村さんのリズムに気を取られてしまい曲が“ドナ・リー”であること、そのオリジナル曲が“インディアナ”であることを思い出してしまい頭の中が一辺でパニック状態。もうこれだからタップとジャズは切り離せないのですね。
いつの時代もジャズは大人のイメージ、お隣の河上莉音さんの様な若いお嬢さんはこの雰囲気にとても感激されてるようでした。さて、3人のプレーヤーの皆さんの演奏される“It could Happen to You”はあの大歌手フランク・シナトラが河上莉音さん位の年齢の頃に甘く歌い若い女性ファンを失神させていたスローバラードです。今回はミドルテンポの演奏なのでお客様も心地良くのっているようです。ピアニストの方が時おり“ウインター・ワンダーランド”や“ジングル・ベル”のフレーズを入れるのがオシャレ。これぞジャズの、生演奏の醍醐味。
つづく
※写真の掲載は承諾を得ています。
天野 俊哉
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