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Vol.2311 『BE CRAZY! 2024』そのA
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秋のタップショーの最高峰『BE CRAZY!』もついに4回目、1日2回公演から2日4回公演にパワーアップしました。
キャストも加藤忠さん、松本晋一さん、森田洋輔さん、Akkinさんらレギュラー・メンバーに加えてキュートなタップ・ダンサー、まーさんが仲間入り。
加藤忠さん、森田洋輔さん、Akkinさんの3人が2017年からこの『BE CRAZY!』のショーを続けてきた中で新しい女性タップダンサーをメンバーに迎える事はある意味勇気のいることなのですが、まーさんを選択した事はまさにドンピシャ、プラス要因でしかありません。加藤さんのプロデューサーとしてのセンスの良さを感じました。往年のハリウッド映画界ではこうした人気のある女性2人を組ませる時にはお姉さんキャラと妹キャラをはっきりさせたものですが、『BE CRAZY!』におけるAkkinさんとまーさんに関して言えば、Akkinさん振付のデュエット・ナンバー“Rhapsody in Summer”では正に私が見たかったデュエットその物が出来上がっていたのでびっくりしてしまいました。ラメを使った衣裳も片方がノースリーブであるのに対して片方は袖があったり上手い演出。私はこの曲を初めて聴いたのですが、女性らしい選曲と振付でそれまでの4曲と異なるカラーを出して強い印象を残しました。
森田さんのソロ・ナンバーのタイトルが“キャラバンの到着”とあるのですが、森田さんのタップに酔いしれながら、「でもこれってロシュフォール?」と何度も手持ちにあるセットリストをのぞいてしまいました。そう映画『ロシュフォールの恋人たち』のオープニングに流れる曲なのです。森田さんもこの様な選曲をする事に驚きましたが森田さんが醸し出す雰囲気、味があって素敵でした。
ここで小休止、加藤さんと松本さんのトーク・コーナー。お二人の息の合ったおしゃべり、江利チエミさんの自叙伝ミュージカル『テネシー・ワルツ』の裏話など貴重な話ばかりでとても勉強になりました。そして近年、松本さんがお稽古を続けているウクレレによる“Tea for Two”で軽やかなタップ・ソロをご披露。
つづく
天野 俊哉
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