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Vol.2304 河上莉音さん出演のミュージカルを観劇
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『東京リズム劇場』でご一緒させて頂いたスタジオGAMBAの河上莉音さん出演のミュージカル『I HAVE A DREAM』を観に新馬場の六行会ホールに。
私の観劇は河上莉音さんの勇姿を見るためのものなので細かい事は一切考えずにチケットをお願いしました。
しかし、観劇を前に少し位は作品の予習をしなければ、と新馬場のカフェで作品を調べてみました。
舞台芸術学院で1993年に上演されたオリジナル・ミュージカル。
生徒一人ひとりが主役になれるような作品を創ろうとしたミュージカル。
その後ミュージカル座発足のきっかけになった。
現在までミュージカル座において何度もリバイバル上演されている。
等の事が分かりました。
観劇して一番驚いたのが日本人が黒人を演じる、しかも当たり前の様な黒塗りを一切せずに演じた!事です。
お芝居が始まって15分近く演じ歌い踊るパワフルな不良グループが黒人であることは十分に伝わったものの、次に登場するアネットの店で働く女工さん達は色白のキャストが多いせいかお話が進行している間ずっと白人だとおもっていましたので「貴女が結婚するのは白人よ!」という台詞に「ああ、こちらも黒人なんだ」と。
その部分を除くとこれは素晴らしいミュージカル作品だと思いました。まず22〜23人のキャストがほとんど舞台上にいるので2時間近く私は河上さんを見ることが出来ました。彼女が演じる不良グループはダンスナンバーが多くてタップもあればジャズダンスもあるのでスタジオGAMBAでの日々のレッスンがとても役にたったようです。河上さんが全身全霊で演じる黒人の少女に釘付けでした。
そして何と言っても脚本が分かりやすく、美しいメロディーが客席の私達の心にもスーッと入ってくるのです。スタッフとキャストの皆さまの熱い思いが伝わったのでしょう。
最初は黒人に対する差別を扱った作品を差別経験がほとんど無い日本人が演じるなんて、と思いましたが、この作品を拝見して日本にも『I HAVE A DREAM』の様な素敵なオリジナル・ミュージカルが存在する事を知り嬉しくなりました。
河上莉音さん、ご出演の皆さまお疲れ様でした。
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