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Vol.23 映画「プロデューサーズ」をみて
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80歳近くになってブロードウェイでトニー賞12部門を受賞した「プロデューサーズ」のメル・ブルックスは、ウッディ・アレンと同時代に活躍したコメディ作家です。彼が1970年代に作った映画「ヤング・フランケンシュタイン」「ブレージング・サドル」「サイレント・ムービー」などは、通好みの作品で日本人にはあまり受けず(代表的なのはユダヤなどの人種ネタ)ヒットしませんでした。ノン・ミュージカルとして作られたデビュー作「プロデューサーズ」(1968)にいたっては、日本で劇場公開されませんでした。メル・ブルックスが、今回この様な形で日本のスクリーンに華やかに返り咲くとは、30年来のファンとしてとてもうれしい事です。
初代「プロデューサーズ」がビデオ化された時、松本晋一さんから「絶対面白いよ」と言われてハマリました。あのナチスのタップナンバー今回も同じ“Springtime for Hitler”です。
2003年の「東京リズム劇場」で、タップチップ売りの少女に扮した冨田かおるさんが、タップチップの妖精である押田くんとブルーチェリーズと踊るナンバーがあったのを覚えてますか?松本さんが「プロデューサーズ」の中の“That Face”を使って振付けたとても素敵なタップシーンでした。ただ、ひとつ困った事は、映画を観ていて“That Face”のあるフレーズがくると犬を演じていた穴田英明さんのタップをふむ姿が浮かんできてしまうのです。
天野 俊哉
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