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Vol.2284 吉田ひかるさんとミュージカル・コンサート(そのB)
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《セバスチャン?》
第1部のトリは吉田ひかるさん振付ナンバーを見事な笑顔とパワーで踊りきった4人とソロイストの女の子5人による自作自演の椅子を使ったオリジナリティ溢れる『ジャングル・ブック』からの“君のようになりたい”。
フィナーレが『リトル・マーメイド』からまさかの“アンダー・ザ・シー”てした。子供達全員がカニのセバスチャンの着ぐるみで登場する場面を想像してしまいましたがここは普通に登場して元気に歌ってくれました。
こちらのコンサートもやはりディズニー音楽の人気は高く、『レ・ミゼラブル』を除くと子供が主役の作品が多かった様です。
《第2部はメリー・ポピンズ!》
昨年はオリジナル・ミュージカル作品でしてが今年はディズニー・ミュージカル映画の名作『メリー・ポピンズ』をハイライト集として1時間10ナンバーにまとめました。
面白いのはナンバーごとにメリー・ポピンズ、バート、マイケル、ジェーンら主要人物が替わることでした。メリーは赤い衣裳と青い衣裳で2人でしたがバートは同じ衣裳で3人、マイケルとジェーンも3人ずつでしたが皆さん可愛い!特にバートの3人は歌の上手い子とタップの上手い2人なので競い合っていて見応えがありました。タップ場面に出演していた大人しめの女の子がマイケルの台詞をしっかり喋り、歌も大きな声で歌っているのに感激。
《タップとスパカリ》
宮本花音さん扮するバートのリードで見せる“ステップ・イン・タイム”のナンバーが華やか!彼女と第1部でタップを踏んだ5名がガッツリと踊りまくりました。
「さて、どう料理するかな?」と気になっていた“スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス”は子供達にアルファベットの一文字を持たせて並べてゆくという素敵なアイデアでたくさんの子供達ひとりひとりを活かすことが出来ました。素晴らしい『メリー・ポピンズ』を観ることが出来て幸せいっぱいでした。
本格的なミュージカル作品を上演するには稽古期間も限られていて難しいと思うので、ハイライト集としての上演ならダブルキャストからトリプルキャストまで組めますし、このスタイルならば子供達ひとりひとりにチャンスが巡ってくるので最高だと思います。来年はどんな作品が登場するのか、今から楽しみです。
フィナーレ前、スクリーンに稽古場での子供達のスナップ写真が映し出されました。発表会で観客の皆さんは「うちの子は普段どんな風に練習してるのかしら?」と想像しながら来ているはずなのでこうしたサービスショットは大切だと思いますね。
出演者の皆さまお疲れさまでした!そしてスタッフの皆さま素敵な作品をありがとうございました。また見せて頂きたいです。
※写真の掲載は承諾を得ています。
天野 俊哉
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