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Vol.2283 吉田ひかるさんとミュージカル・コンサート(そのA)
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金沢八景にあるミュージカル教室アトリエ・タラントでタップダンスを指導されている《TAP DO!》の吉田ひかるさんが振付・指導を担当されたミュージカル・コンサートに今年もうかがいました。
《全員にワイヤレスマイクが》
前回の発表会が昨年の10月でしたから約10ヶ月間、かなりのハード・スケジュールだったのではないでしょうか?
開演時間になり舞台上が明るくなるとお揃いのTシャツを着た小さな子供達が登場して上演中の注意事項を順番に話してゆきます。すっかり定番になったスタイルですが全員が声を出すので場内のお客様、ご家族は大喜びです。
第1部は様々なミュージカルからの音楽が並んでます。
『キャッツ』からのナンバーでスタートするのですがソロを取らない全ての子供達にワイヤレスマイクが付いているのが素晴らしい!予算をケチらず出演者とお客様を大切にしているのですね。
《ミュージカルのタップってこれだ!》
舞台前方に8本のマイクがセッティングされているのはもちろんタップダンスの靴の音を拾うため。吉田ひかるさんご指導の比較的新しい生徒さんで“イッツ・ベリー・ミニー”とベテランの生徒さんで“もうすぐ人間だ”のナンバーが2曲続きます。まだ日の浅い生徒さんは楽しみながらタップを踏んでいました。決してテクニックに頼らず音楽と生徒さんを活かした振付は大変勉強になりました。そして表情から舞台度胸に至るまでパワフルなベテランの生徒さん、中に少し小さな子が混ざっていながら頑張る姿に感動。《ミュージカルでのタップダンスはこう見せて欲しい》、というお手本の様なナンバーに仕上がってました!ここから先生の吉田さんの様にミュージカルの舞台で活躍する方が出ると良いですね。一度稽古風景など見せて頂きたいものです。
《さあ、かわいいボイラーズ・シスターズだぁ》
私世代には懐かしい『オリバー』で多分初舞台の小さな子供達まで大勢が出演、続いて三浦陽菜乃さんが『レ・ミゼラブル』の名曲をソロで聴かせて場内を圧倒します。『ライオン・キング』の“早く王様になりたい”では短い台詞が入りますがバック・コーラスが本格的でした。
吉田さんと私にとって懐かしすぎる『アニー』の、しかも“おしゃれは笑顔から”を最年少グループの10名が歌いましたが、タップのステップあり、ボイラーズ・シスターズの振りあり、歌詞が日本版『アニー』の歌詞と同じでした。しかも使われたカラオケの寸法もかつての“おしゃれは笑顔から”とほぼ同じなのでもう泣きそうになりました。
つづく
※写真の掲載は承諾を得ています。
天野 俊哉
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