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Vol.227 オススメDVD:フレッド・アステアのタップダンスがたったの¥160
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多くの書店で売られているコスミック出版の¥500DVDシリーズ。どの店に行っても山のようにストックがあり、どの程度売れているのか疑問です。ここ1〜2年は新作が減り、代わりに増えてきたのが10枚まとめてのベスト盤。
そして、ついに出たのが「フレッド・アステア大全集」。フレッド・アステアのすばらしいタップ・ダンスに触れていただく良いチャンスですね。内容はすでに発売済みの8枚(8本の映画)に加え、初めて発売される2枚の計10枚。値段が¥1,600なので1枚あたり¥160になります。
阿部久志さん、松本晋一さん、私などがアステアのビデオを買い始めた頃は、輸入盤が¥29,800(1980年頃)、日本盤でも¥17,800くらい(1990年頃)していたのに・・・。ちょっと複雑な気持ちもありますが、今回のは、超 !!! お買い得ですよ。
アステアが活躍した時代は大きく3つに分かれますが、9作品はそれぞれからバランス良く3作品ずつセレクトされています。
@RKO映画時代:
30代のアステアが、ジンジャー・ロジャースと共演していた頃
「コンチネンタル」「トップ・ハット」「有頂天時代」
Aフリー時代:
40代前半のアステアが、ビング・クロスビーなど色々なスターと共演していた頃
「セカンド・コーラス」「スイング・ホテル」「青空に踊る」
BMGM映画時代:
40代〜50代のアステアが、カラー・ミュージカルに出演していた頃
「イースター・パレード」「恋愛準決勝戦」「バンド・ワゴン」
これらの9枚も、もちろん見ごたえたっぷりですが、私が最もオススメしたいのは最後の1枚、「フレッド・アステアのすべて」という1980年に作られたTVドキュメンタリー93分で、DVD日本新発売というすぐれものです。
デビュー作からTVショーに至るまで、ベストのダンス・ナンバーをずらりと並べ、今となっては「伝説の巨人」となった人たちが解説をしてくれます。アステアのかつてのパートナーであったジンジャ−・ロジャース、ジーン・ケリー、アステア映画の振付師ハーメス・パン、そしてダンス界からはルドルフ・ヌレエフ、ジェローム・ロビンス、ボブ・フォッシ、タップダンサーではチャールズ・ホニ・コールズなどなど。残念ながらMGM作品は版権の関係で1940年代以降はスチール写真のみですが、RKO・パラマウント・コロムビア映画の映像はバッチリおさえています。
さあ、タップ・ダンスを習っているみなさん、今すぐ、本屋さんへGO !!
天野 俊哉
写真 上から
DVDパッケージ
ジーン・ケリー
ジンジャー・ロジャース
チャールズ・ホニ・コールズ
ボブ・フォッシ
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