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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2244 長澤仙明さんシアターオーブでタップソロ(そのB)
 渋谷駅前の高層ビルHIKARIEの11階にあるシアターオーブにタップダンサー仲間の長澤仙明さんが出演されるミュージカル『20世紀号に乗って』を観に行きました。

《長澤仙明さんのタップ・ソロ》
 いよいよ第2部の始まりです。第2部のオープニングは駅のセット、増田貴久さんと2人のスタッフ、黄色い衣裳の5人のポーター達のミュージカル・ナンバーから始まりました。下手袖からたくさんのトランクを乗せたカートがセンターに、ひとつずつトランクが下ろされ、カートに残された大きなトランク(棺桶みたい)の上で長澤さんのタップダンスが始まったのです!
 主役の増田さん達が全員ストップしています。演出と振付のクリス・ベイリーさんが長澤さんを大抜擢、振付も自由にやらせて頂いたそうです。トランクの上なので目立つしタップの音もキレイに響いています!
 オーディションか稽古段階かは分かりませんが長澤さんのポーターの衣裳姿がお似合い、舞台に出てきて動いて引っ込むまでの細かい動作が計算されていて無駄が無いなど、クリス・ベイリーさんはそんな長澤さんの努力を見逃さなかったのではないでしょうか?渋谷の、シアターオーブの、増田貴久さんらキャストと全観客の見守る中で1人タップを踏むなんて《日本タップ界の快挙》だと思います。

《珠城りょうさんとチャールストン》
 第2部も後半、思えば意外にダンス・ナンバーが少ない中で珠城りょうさんを中心にアンサンブルのキャストのほとんどが参加する回想シーン、大きなグランド・ピアノがセンターに置かれたパーティーの場面。男性は黒のタキシード、女性はリリアンの衣裳です。サイ・コールマンのチャールストン曲はどちらかと言うと退廃的なムードを醸し出しており、クリス・ベイリーさんのダンスの振付はオーソドックスなのにドラマチックな雰囲気作りが上手いと思いました。ここ凄く盛り上がりました。ダンサーだけのチェイサーも嬉しかった!
 フィナーレは増田貴久さんのみ黒のタキシード、他のキャストは全員白い衣裳でした。観客のスタンディング・オーベーションも自然で嫌味がありませんでした。『20世紀号に乗って』は3月の東京公演に続いて4月上旬の大阪公演まで。

 長澤仙明さんはこのミュージカルの直後、ボーイズ・レヴューの神崎じゅんさんのレヴュー公演にゲスト出演されました。淺野康子さん率いるY'sの神奈川地区の生徒さんのイベントと同じ4月13日(土)の開催でしたので2つまとめて観賞しました。
 今後も長澤仙明さんの活躍から目が離せません!お疲れ様でした。
 ※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉



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