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Vol.2230 チタ・リヴェラさん追悼にかえて
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ミュージカルの名作『ウエスト・サイド・ストーリー』の1957年ブロードウェイ版の初代アニタ役でブレイクして以来半世紀以上にわたりアメリカのショービジネスの第一線で活躍してきたチタ・リヴェラさんが亡くなっていた、と今頃知りました!
我々日本人は長いこと映画『スイート・チャリティ』を除けばチタ・リヴェラさんのダンスを見るチャンスなど残念ながらほとんどありませんでした。
ところが凄い人っているもので、1985年頃の事、佐藤昇先生は銀座博物館劇場にこのチタ・リヴェラさんのリサイタルを見に行かれたのです。佐藤先生は映画の方の『ウエスト・サイド物語』の大ファンでおられるので、アニタのオリジナル・ダンサーを見るため?わざわざ劇場に足を運ばれたのかも知れませんが、実はチタ・リヴェラさんの男性バック・ダンサーの一人が佐藤先生の今日のダンス・スタイルに多大な影響を与えたウエイン・シレントさんだったのです。
当時ウエイン・シレントさんは、シアターアプルのこけら落とし公演『JACK』の来日公演ですっかり有名になった存在でしたので、佐藤先生は「チタよりもウエイン・シレントが出てきた方が物凄く盛り上がったんだよ!」とわたしに教えてくれました。佐藤先生はお忘れかも知れませんがこのエピソードが楽しかったのでよく覚えてますよ!
私はこの追悼コラムを外で打ってますので帰宅してから『スイート・チャリティ』の映画DVDをゆっくり観ることにします。ちなみに日本ではチタ・リベラの表記が一般的ですが、私は昔から《リヴェラ》で覚えてしまっているので今さらリベラが馴染めなくて。すみません。
チタ・リヴェラさんのご冥福をお祈りいたします。
天野 俊哉
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