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Vol.223 恵比寿ガーデンシネマとウディ・アレン
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75歳を過ぎてなお、精力的に映画を作り続けているウディ・アレン監督。最新作「人生万歳」を観に恵比寿のガーデンシネマに行きました。ニューヨークを舞台にした小粋なアレン作品は、恵比寿のおしゃれなミニ・シアターにぴったりです。
1995年頃オープンしたこのシアターが、1月いっぱいで休館(閉館?)することをその時初めて知りました。ウディ・アレン作品をはじめ、「アメリ」「ロッタちゃん」「テルミン」など、良い作品を上映することで評判のシアターでしたが、数年前から作品のセレクトがぶれている感じがして疑問を持ち始めていました。シネコンの影響で大変なのかな?とも思っていましたが、15年でクローズとは早すぎますね。日比谷シャンテのようにTOHOシネマズの傘下に入って生き延びるところもあるので、形を変えて再スタートするのかも知れませんが・・・
さて、今回の作品は、本人が出演していないせいもあって、いまひとつでした。主人公の男性は、セリフの言い回しがアレンそっくりで、イメージがダブりそうになるものの、外見はすこぶる元気で声も大きく、弱々しさや卑屈さが全く感じられないので、観ている方としては、腑に落ちない感覚のまま最後まで引っ張られてしまいました。口直しにと、帰宅してからアレン自身が出演してブツブツ語る「アニーホール」を観ました。うん、これこれ、と思いながら、これからはウディ・アレンの新作をどこで観れば良いのだろう、と一抹の不安が頭をよぎるのでした。
天野 俊哉
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