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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.222 グレゴリー・ハインズの映画デビュー作を見つけました
 2月のある寒い日、京急蒲田駅近くのボロ・アーケードを散歩していると、不定期に行われている中古ビデオ市に行きあいました。タイミングの良いことに2か所で行われていましたが、その数、実に何万本。洋画とか邦画とかの分類はされているものの、どこに何があるのか全く分からない状態でした。
 最初の店で買ったのは、スティーブ・マーティン主演のミュージカル「ペニーズ・フロム・ヘブン」で、日本ではDVD化されていません。これが¥180。寒いので早々に次の店に移動。残念ながらお宝ビデオはなさそう・・・とその時、店頭に置かれたケースの無いビデオテープだけの棚に目をやると、「ウルフェン」なるタイトルが。確か、グレゴリー・ハインズの映画リストにあったような気がしたので買いました。こちらは¥30。
 自宅に帰ってさっそく観てみると、「アルバート・フィニー主演」・・・「Wolfen」・・・4番目に出てきました、グレゴリー・ハインズの名が!! タイトルからわかるように、狼が人間を襲うホラー映画で、グレゴリーはアフロヘアーにイヤリングをした警察の検死官役(死体を調べる人)です。余談ですが、デビュー当時のグレゴリーは、SUJI君にとても良く似ていると思いました。
 ミュージカルではないので、もちろん歌いも踊りもせず、1時間30分あたりで狼に襲われて死んでしまいます。残念〜。そういえば、ジョニー・デップのデビュー作もホラー映画(「エルム街の悪夢」(1984))で、殺されてしまう役でしたね。
 グレゴリーはこのワーナー映画「ウルフェン」(1981年、日本DVD未発売)でデビューし、同じ年にメル・ブルックス監督のフォックス映画「珍説世界史PART1」(DVDあり)にも出演しています。「コットン・クラブ」以前にこれだけのキャリアがあったなんて知りませんでした。前回のコラムにも書きましたが、彼は男優とのコンビネーションが絶妙で、「ウルフェン」では名優アルバート・フィニーと2人でセリフをしゃべるシーンが多く、やはり俳優としての評価はすでに高かったようです。
 グレゴリーがどのような状況でハリウッド映画に出演(準主役)するに至ったのか詳しく知りたいものです。「ウルフェン」をご覧になりたい方は(いませんよね!)声をかけてください。

天野 俊哉






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