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Vol.2206 『TAP DO!劇場版22〜ダブルピース〜』そのC
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日本を代表するエンタテインメント集団『TAP DO!』公演を観に新春の銀座博品館劇場に。初日、土曜日夜の公演は見事に超満員でした。
《井上順スペシャルショー》
これまでも中尾ミエさん、尾藤イサオさん、おぼんさん、布施明さんら昭和の大スターの皆さんがゲスト出演してきたTAP DO公演の2024年のゲストは井上順さん。ザ・スパイダース時代からかくし芸大会、カックラキン大放送などテレビ画面の姿ばかりでしたのでこうして目の前でおしゃべりされてる姿が信じられません。井上順さんのお馴染みの曲をDOのメンバーの皆さんがバックコーラスで歌ったりする豪華版です。アンサンブル・メンバーが飛び出してきてのラインダンスにまさかの井上順さんも加わり一緒に脚を上げるのですから驚きましたし感動しました。
《リング22》
かつて1度だけTAPDO公演を拝見した時通路側に着席した私の横にポケさんが現れ舞台上にいる4人とメンバー目がけて4つの輪っかを投げて見事それぞれの首にかける技を成功させました。とても近くで眺めることが出来たので今回も同じ様なポジションを取りました。そして今回も見事に成功させただけでなく、プラス2人の6つの輪っかにチャレンジ。ポケさんの芸の凄い所はその6つは冗談ですよ、といった感じでわざと時間をかけ、我々観客が忘れかけた頃合いを見計らってパッと6つを投げて見事に成功させてしまうのです。いやあ、素晴らしかった!
《ラストタップ&TAP TAP DO!》
あまりの凄さ、公演のボリュームに圧倒され尽くした私はフィナーレのナンバーをボーッと見ていたのです。畠山さん振付のタップを見ながら
「えっ、このメロディー、何だっけ?知ってるぞ!」
メロディーを一緒に口ずさんでいました。私が知ってるアレンジ通りに進行するのでもう頭がパニック状態。ラストの部分ももちろん同じでした。半世紀前の映画『ザッツ・エンタテインメント』の中に収録されていたアン・ミラー主演のミュージカル映画『スモール・タウン・ガール』のタップダンス・ナンバー“Ive Gotta Hear That Beat”の曲を選んだのですね!嬉しかったです。しかもこの『スモール・タウン・ガール』には私と吉田ひかるさんがデュエットさせて頂いた“Fine Fine Fine”のナンバーも登場したのですから。何というご縁でしょう!
《最後に》
全編3人のメンバーによる生演奏にしっかり支えられたTAP DOメンバーと8人の女性アンサンブル・メンバーによる120分のエンタテインメント。記憶が曖昧なのでこのコラムに残せたのはごくごく一部分のみ、やはり実際の舞台をライブをしっかり見て頂くのが良いと思います。
インスタを拝見しているとメンバーの皆さんによる作戦会議というかミーティングなる物があるようですが、この公演は練りに練られて創り出された様な気がします。つまり、ここから先はよろしく、みたいななーなーな部分が全く無いように感じました。もちろん仲間内でぶつかることもあるでしょうが。
今年は海外公演もあるそうで益々のご活躍をお祈りいたします。
ご出演の皆様、お疲れ様でした!
来年のお正月も必ずうかがいますね。
天野 俊哉
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