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Vol.2199 もうすぐ生誕100年ジューン・ヘイヴァー〜タップ上手なミュージカル女優B
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『ザ・ドリー・シスターズ』でFOXミュージカルの女王ベティ・グレイブルと共演した19歳のジューン・ヘイヴァー。大作に主演してFOX映画の主演級スターの仲間入りが出来ました。
『ウエイク・アップ・アンド・ドリーム』(1946)
第2次世界大戦が終わり、世の中は平和になりましたがハリウッドは試行錯誤の時代を迎え、やっと20歳なったジューンさんもそんな映画界に振り回されるスターの1人に。
ジューンさんは戦争に行ったジョン・ペイン扮する恋人の帰りを待つ女性の役です。アメリカの片田舎にロケをした低予算の作品。
何のために作られたのか分からないような映画ですが、つい最近、タップダンサー仲間の松本晋一さんがご自分のワークショップでこの映画の主題歌“ギブ・ミー・ア・シンプル・ライフ”を振付してステップを踏んでいたので驚きました。
『スリー・リトル・ガールズ・イン・ブルー』(1946)
またしてもアメリカの片田舎を舞台にした、ただし今度はミュージカル映画です。ベティ・グレイブルが主演した3人の女性がお金持ちを探す話『マイアミの月』の再映画化。
ジューンさんを中心に歌のヴィヴィアン・ブレーン、踊りのヴェラ=エレンがキャスティングされました。さらにドラマの女優としては一流のセレスト・ホルムが加わるのでかなりごちゃごちゃしてます。
ジューンさんはメインになる曲を幾つか歌うものの“ユー・メイク・ミー・フィール・ソー・ヤング”の派手なダンス・ナンバーはヴェラ=エレンの担当なので見せ場がありません。
ジューンさん主役とは言え他のキャストよりもグッと若いので色々な部分で我慢させられた?としか考えられません。
つづく。
天野 俊哉
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