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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2190 RAG DANCE STUDIO 発表会 (2023年12月)
 RAG DANCE STUDIOのなつさんより発表会のお知らせメールを頂いたのが上演される5日位前の事。もちろんうかがいました。場所が和光市市民文化センター、和光市って未知の場所?いや、よく調べてみると松本晋一さんのご実家がある平和台駅からほんの少し先なんですね。

 当日かなり早くの到着目指して会場に。駅から会場に向かう道で大型犬くんに会いました。会場までずっと一緒だったので心強かったです。この日は暖かかったので会場の外に並んでも苦では無かったです。今西さん、藤川さんに続いてなつさんからもご招待は頂いたのですがどうも招待席というのが苦手なので最近はチケットのみのご招待で、席は自分で勝手に探して着席しております。プログラムを拝見すると堂々の3部構成、仕事の関係で3部にあるなつさん構成・演出・振付の超大作だけ見ることが出来ませんでした。それでもガッツリ27曲あるのだから、と自分に言いきかせました!

 気心知れたスタッフの皆さんのバックアップで普段ならやかましいHIP HOPの曲も飯田さんの音響がうまく抑えられているので前の方に座っても耳を塞ぐこと無くでしたし、石井さんの照明も適材適所に上手くハマりました。パッと点いてパッと消えるサス明かりのテンポの速さは神業です。暗転になりきってからキチンとフェードアウトする子供たち、「照明が消えきるまで動き出すんじゃないのよ!」というなつさんの声が聞こえてくるようです。

 私が拝見した27曲の多くはクラス発表会作品でジャズダンス、HIP HOP、Lockダンスがメインでしたが先ず選曲のセンスの良さ、振付のクオリティの高さとそれをこなす生徒の皆さんの熱さに圧倒されっぱなしでした。あとRAGさんのスタジオは衣裳のデザインにも親御さん同士の対抗意識があるに違いありません。男の子が1人入ったまーさんのガールズナンバー(八千代キッズJAZZ)でカラフルなシャツを上手くカットした衣裳など、ずっとその衣裳から目が離せませんでした?

 毎公演頑張りをみせてくれるアツさん率いるたんぽぽ組の皆さんは前の方でリーダーシップを取る男の子、アツさんと全く同じ動きを見せる女の子、どうしても踊り出せない男の子、ひとりひとりがキラキラしていて前半のタップも後半のHIP HOPも素敵でした。指導のご苦労を全く感じさせない作品づくりはお見事。

 どうしても若い10代のパワーの中で発表会の出演をためらってしまいがちな大人の生徒さん達の踊り(大人アツTAP/チームブループラム)を見て自分も前向きにチャレンジしなければ!と勇気を頂きました。また、なつさん振付のサザンの曲などを使ったタップナンバーでの初心者の方の振付が勉強になりました。

 そしてキッズのタップナンバー。アツさん振付の小学生TAP、第一部ではオール白のシャツ、ズボン、ワンピースにカラフルな布をオシャレにデザイン。第二部ではSPYFAMILYを意識?した衣裳で強いインパクトを残しました。逆にジブリの曲を使ったまーさんの中高生まーTAPナンバーはピアノ演奏の曲もストライプのシャツ衣裳もグッと大人びて貫禄ありました。個人的には成長した高野亜香音さんの踊る姿が嬉しかったです。

 夏のサンパール荒川で披露したアツさんまーさん今井萌愛さんのトリオナンバーとアンサンブルを客席から見ていると9名のアツさん振付のタップナンバーの凄さは映像では伝わらない!と思いました。トリオナンバーではまーさんと今井さんをガチで踏ませてさり気なくリズムのキープにまわるアツさんをガン見しちゃいましたよ!
 アンサンブルでは多分ダンサー全員を活かす為の緻密なフォーメーションであり、プラス照明効果だと思います。あとは鍛えられたRAGのダンサーでないとこのスピードにフィットしないのかも知れませんね。私なら8小節たっぷりソロを与えてしまうであろうハイテクニックを見せる男の子がアツさんの振付では4カウント位?しかステップを踏ませないのです。この辺りの演出がスゴすぎ。もう神業です。

 とにかく圧倒されっぱなし、の発表会でした。セクシーなヒョウ柄の衣裳を使ったまーさんのナンバーなどここに掲載しきれなかった物がたくさんあります。
 またの機会にぜひ。
 皆さまお疲れ様でした。

天野 俊哉



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