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Vol.2162 加藤忠さんタップ振付『太陽にほえたら...』(2023年秋)
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タップダンサー仲間の加藤忠さんがタップダンスの振付を担当したお芝居を観に六本木まで出掛けました。お芝居は、俳優の勝野洋さん主演の『太陽にほえたら...』なるタイトル。私世代がリアルタイムで観ていた『太陽にほえろ!』を題材にしたものではあろう?とそれくらいの情報量でチケットをお願いしてしまいました。
私と人気刑事ドラマ『太陽にほえろ!』との付き合いは凄く短い。2年くらい。萩原健一さんがマカロニ刑事で出演していたシーズンと松田優作さんがジーパン刑事で出演していたシーズンまで。つまり松田さんの「何じゃこりゃ?」のセリフと共に金曜日の夜8時に日本テレビにチャンネルを合わせる事はなくなりました。それでも勝野洋さんがテキサス刑事だったり、宮内洋さんがボン刑事だった事はもちろん知っておりますが。
六本木駅に向かう間にこれを打ってますがひとつ心配なのが、勝野洋さん時代の『太陽にほえろ!』のパロディ作品だったらどうしようか?です。テキサス刑事扮する勝野さんがどの様な最期を遂げたのか!位は予習するべきではなかったのか?ひたすら反省しまくりの天野なのでした。さあ、また余計な事を考えて迷子にならないようにしなければ!と心を引き締める。
加藤さんがタップダンスの指導をしたのが歌手の尾藤イサオさん。私が初めてミュージカル『アニー』を担当した時にルースターを演じたお方、映画『落陽』でも上海のナイトクラブの場面でご一緒しました。吉田ひかるさんとは『TAP DO!』公演でタップダンスをご一緒されてる尾藤さん。そして今回加藤さんとは、何気に繋がりがあって面白い。
語り部を兼ねた尾藤さんは最初からタップシューズを履いており、語りながらステップを軽やかに踏んだり、ショータイムがあったりと全編タップダンス絡みでした。私の前の席には尾藤さんの熱烈なファンの女性3人組がいらしてヤンヤの声援を送ってました。
そして、女性キャストが皆さん美形揃いでした。元タカラジェンヌの扇けいさん、綺麗な声で歌うジャズの上手さにびっくりです。もう一人が同じタカラジェンヌ、星組で長身の男役だったとあれいやさん。見とれた!多分彼女が一番集客力あるはずですね。
さて、この作品は勝野洋さんの奥様でプロデューサーのキャシー中島さんの
「テキサス刑事がもし生きていたら?」の一言から全てが始まったらしい。
それを聞いた脚本と演出担当の娘さんの勝野雅奈恵さんが
「8発も撃たれたのよ、生きてるはずないじゃない!」
から舞台作りがスタートしたとか。
私が知らない『太陽にほえろ!』のテキサス刑事殉職シーンを半世紀たって生で観るなんて!素晴らしい経験が出来ました。
うかがった六本木の俳優座劇場もあと数年で閉館とか。
昭和にどっぷり浸かれた一日でした。
加藤忠さん良い仕事されましたね。
お疲れ様でした!
※写真の掲載は承諾を得ています。
天野 俊哉
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