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Vol.2151 4年ぶりのY's発表会『ON STAGE 2023』(天野編)
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芸術の秋とは言うけれどこんなに忙しい秋になるとは。コロナによる規制も解除され一気に動き出した日本列島、私達のタップダンス界も同じであります。
私も早くから骨髄バンク登録推進運動の『チャリティー公演』2つと古くからのタップ仲間の藤川誠さん主催の『川崎タップフェスティバル』を予定していましたが、春のある日淺野康子さんから「たった1日、鎌倉芸術館が空いてるのですが!」と連絡が。
しかも既に会場は抑えたら・し・い。
「で、何時ですか?」おそるおそる聞くと「9月24日の日曜日です」。
つまり『川崎タップフェスティバル』の翌日であり、『中野チャリティー公演』の1週間前ですね!
何よりも優先しなければならない行事ですもの。
先ずはチャリティー公演出演に決まっているクラスからY's発表会向きの生徒14名をスライドする事に。埼玉の春日部教室の学生達は遠距離過ぎるけれどタップ板が敷かれ、照明がキレイに入る本部主催の舞台に立たせたいので強引に、しかも2曲参加してもらいました。私が30代の時に作ったカッコいい系ジャズの“Groovin High”とスイングの“Well Get It”のリバイバル版にしました。どちらも戸塚スタジオに子供を通わせているママさん達が10代の頃に私の元で踊らされたキツいキツいキツい踊りであります。
神田・池袋・大宮教室の生徒は2019年のY's発表会に戸塚での出演経験があるので誘いやすかったです。踊るスペースが“狭いリノリウムの中だけ”と限られているチャリティー公演と違い、たくさんの人数で踊れるアンサンブル・ナンバーを。ダンス・オーケストラ演奏の“Anything Goes”ですが、今から半世紀近く前に母が通販で購入した20枚組のレコードの中のひとつ。佐々木隆子先生のリサイタルで先生に歌って踊って貰おうと選曲したのですが、隆子先生譜面一杯に詰め込まれたコール・ポーターの歌詞にギブアップしてしまい即お蔵入りに。私には懐かしい演奏を引っ張り出して来ました。
数年前から自身で振付をしてチャリティー公演に参加してきた大宮教室の原口さんには新曲をお願いしました。彼が持ってきたのがYOASOBIの“夜に駆ける”で、原曲の部分を残してもらう、以外は全て原口さんのオリジナルです。他流試合で少しでも成長して頂けたはずです。
さらにこれまで発表会とは無縁だった《発表会にどうしても参加したかった!》女子コンビに至ってはY's発表会に、中野チャリティー公演に、そして大宮チャリティー公演にまで出演という無謀ぶり。
Y's発表会では取材班さんにも加わって頂き男女2ペアの(見た目は)オシャレでアダルトなナンバーを生徒が踏めるステップを合成して振付。今回も長身の女性パートナーでした。曲はデニス・モーガンとジャック・カースンのコンビが映画で歌った“A Gal in Calico”を選びました。
と、私はのんきにこれだけの担当でしたが淺野康子さん、戸塚のメンバーたち、Y's用務員さん達はわずか半年でこれだけの大イベントを運営されたわけですからご苦労も多かったと思います。
本当にお疲れさまでした。
楽しませて頂きました!
※写真の掲載は承諾を得ています。
天野 俊哉
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