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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2143 岩田映子さんワンウーマンショーに!(そのA)
 銀座博品館劇場で上演されてきた松本晋一さん演出の『東京リズム劇場』(2003〜2019)で素敵な歌声を聴かせてくれた岩田映子さんのワンウーマンショーに橋爪麻美さんと潜入してきました。

 さて、会がスタートして早くも2時間が経過しました。我らが岩田さんはいったい何時になったら登場するのでしょうか?会場いっぱいに見えたお客様の99.9%の方がカクテル漬けになってるイベント、というかパーティーゆえ、岩田さんが歌った時に果たして歌なんか聴いてくれるのでしょうか?
 美味しい料理、美味しいカクテル、楽しいおしゃべり、そして美味しいケーキなどもうお客様は十二分にもてなされており今さら歌なんて?
 そしてそして8時も45分が過ぎた頃、会場がサーッと暗くなり司会者の方が「みなさまお待ちかね、日比谷Barが誇る歌姫」とか何とかの紹介があって、ついに岩田映子さんのワンウーマンショーのスタートしたのです。先ほどまで仲間同士でカクテルをごくごく飲んでいた男性はカーペットにドンと腰掛け、私のまわりのキレイに着飾った女性の方々はスマホで岩田さんの映像を撮り始めます。日本武道館に集まった松田聖子さんファンの様に「えいこ〜」なんて掛け声があちらこちらからかかります。
 会場中が岩田さんワンウーマンショーにくぎ付けの様です。
 私はこの時点でこの会が
 @カクテルのコンテスト
 A乾杯タイム
 B立食パーティー
 Cカクテルサービス
 そして5つ目の次なるメインイベントが岩田映子さんのコンサートであることを知りました!遅い!

 長いこと『東京リズム劇場』で歌ってきた岩田さんですが、改めて観客として真正面から耳をかたむけるとただただその上手さに圧倒されてしまいます。
 まず最初の曲、なんか知ってるなぁ“オレンジ・カラード・スカイ”だ。私のクラスのタップのルーティン曲です。
 しかも歌入りで聴くのが初めてなので感激してしまいました。
 美空ひばりさんの小粋な“東京キッド”では軽くタップのステップを見せたり、ライザ・ミネリのスタイルで“ニューヨーク・ニューヨーク”を見事に歌い上げました。
 曲と曲の間に入るトークもお上手でお客様の心をわしづかみにしています。
 そしてトリが観客の皆さんお待ちかねらしい“ウイスキーがお好きでしょ?”
 東京リズム劇場でもご披露した岩田さんの十八番です!
 日比谷Barの営業時間や各店舗の地名まで歌詞に入れてお客様サービスを忘れてません。凄い営業力!
 大きなモニターと目の前のご本人を交互に拝見していると美人でグラマーなのに全く嫌味が無くて健康的な女性だなと感じました。だから女性ファンからも支持されて声援を受けるのでしょうね。
 あっという間の20分間でしたが橋爪さんも私も大満足でした。

 最後に日比谷Barの社長のスピーチがあってお開きとなりました。
 再び日比谷Barのバーテンダーの皆さんがズラーッと並んで私たちをお見送り、もう一度写真撮影会が繰り返され他のお客様にご迷惑をおかけしました。

 楽しい会、いや岩田映子さんワンウーマンショーでした。

 おわり

 ※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉



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