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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.213 「2010東京リズム劇場」を終えてA
 再び天野です。浜松公演も無事終了し、年末の大掃除をちょっと中断してペンをとっています。前回のコラムではお芝居のことが中心だったので、今回はダンスのエピソードです。

<みすみ先生との夢のようなデュエット>
 すてきなクリスマス・ナンバー“Sleigh Ride”で、私の相手役はみすみゆきこ先生。3年ぶりのデュエットでした。20名以上が出演する「リズム劇場」では、なかなか顔を合わせないということも多いのですね。
 「ミューズ伝説」では、映画「ロシフォールの恋人たち」でジーン・ケリーとフランソワーズ・ドレアックが踊った、大好きな曲“Concerto”で“愛のデュエット”を踊らせていただきました。神によって二人は引き離されてしまうという設定ですが、抱き合うポーズの時間がとても長いので、東京公演では「みすみ先生のファンの方からお叱りを受けたらどうしよう」と、実はそればかり考えてビビっていました。振付は私ではなく松本先生ですので、念のため。
<刺激を受けて踊る>
 「なかなか顔を合わせない」と言えば、NANAさんもその一人です。年齢も踊りのスタイルも違うから仕方ないのかも知れませんが、不思議とそばで踊ったことがありませんでした。ところが今回フィナーレのラインナップでそのNANAさんが私の斜め後ろに!!稽古場で踊る時は鏡があるので、一緒に踊っている感が強くて嬉しい半面、ある種の緊張感があり、とても刺激を受けました。勉強になりました。
<冬のソナタのおケイコ>
 今回Y'sのメンバーで踊った「冬のソナタ」は押田先生の振付。私が押田先生の振付を踊るのは何と17年ぶり。すてきなリズムに感心しつつも、なかなかうまく踊れず、振付初日から一人乗り遅れた感じ。夏場は稽古に参加できず、9月下旬に復帰したときには浦島太郎状態。
 「3外、右足2内」「目線は対角線上」とか、聞きなれない専門用語が飛び交ってる。3人のテキパキとした段取りの良さに圧倒され完全に固まっている私に、橋爪先生も淺野先生もゲラゲラ。やさしい押田先生は「少しずつ慣らしてください」と。う〜ん、こんな奥の深いケイコってあるんだなあ、と妙に感心してしまいました。
<背中をたたくのはなぜ>
 真っ赤なエンビを着てのキャスト全員によるゴージャスなフィナーレ。曲の後半、全員が小さく固まって再びパッと広がる見せ場でのこと。同じステップを7回踏むことに全神経を集中させていると、後ろの誰かが私の背中をポンとたたくのですね(後ろは高橋しん子さんかNANAさんしかいない!!)。
 こう書くと仲間を思いやって「もう1回踏んだら広がるのですよ」というサインを送っているのでは、と皆さん思われるでしょうが、毎回たたかれる場所が違っていたので、これは単なる遊びだったようです。私の隣の穴田先生もたたかれていたし、穴田先生も前の橋本先生をたたいていました。ちなみに、ポンとたたかれて、あわてて飛び出して行った人は一人もいませんでした。
<嬉しいことって?>
 「天野さん、すごく嬉しいことがあったんです。」と加藤忠君。
 浜松公演で男女ペアダンスの舞台稽古でのこと。当然ながら松本先生は客席から指示を出しているため、松本先生とペアを組んでいる淺野先生はポツンとひとり。ここぞとばかり、松本先生の代わりに立ち位置についたのが加藤君。実は彼、このナンバーの振付を受け稽古までしていながら、人数調整の関係で出番が無くなってしまったのです。
 彼にとってはこれが、ステージでこの曲を踊る最初で最後のチャンス。その振りを踊れたことが嬉しかったのか、淺野先生と組めたことが嬉しかったのか、その辺は聞きそびれましたが・・・。わざわざその出来事を報告してくれた加藤君がとても素直なので、なんだか自分のことのように嬉しくなってしまいました。これにはキツイ落ちがあるのですが、ここでは書けません。
<一番のり>
 劇場入り後、私たちダンサーにとって最も貴重なのが「ステージ解放」時間。スタッフの仕事が一段落すると自由に足慣らしできるのです。そんな時、自分の立ち位置で動きたいとか、自分の音を確認したい、といった私のような人は、すいている早い時間を狙います。今回私は同志を見つけました。菅谷藍子さんです。何度か顔を合わせました。彼女のパワフルなタップは、こうしたコツコツとした努力から生まれたのですね。
<記憶力>
 5歳から17歳まで私のもとでタップを習っていた宮崎しおりさんが、今回アンサンブルメンバーとして参加しました。彼女との絡みは残念ながら「タップ人生ラリー」後半での、ほんの少しだけでした。「最後に踊ったのいつだっけ?」と聞くと、「ステッキの踊りですよ」と即答してきたのでびっくり。私の振付した「Flash Act」という、12年も前の踊りです。「淺野先生がリードダンサーでした」とも。もしかしたら振りまで覚えているかも知れませんね。
<そこで踊るか>
 名場面、名セリフの多い「リズム劇場」なので、ツイツイ他人の場面を演じてみたくなる人も多いようです。「スナックうすい」でミュージカル「アニー」のナンバーを歌い踊ったアニーの村田さんと、アニーの兄、白蛹Nがとてもキュートでしたが、浜松公演の帰り、新幹線のホームでそのナンバーを再現したのが、こともあろうに押田先生。アルコールが入っていたとは言え、村田さんを引っ張り出して「兄妹」デュエットを再現。めちゃくちゃ楽しそうでした。

天野 俊哉






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