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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2123 4年ぶりに『スイート・ファンタジア・オーケストラ』のコンサートへ
 すっかり地味な装いになってしまった六本木交差点、アマンドもビルの1階にキレイに収まってます。何気に同じビルの地下にあるシチリア料理の店が美味しそう!俳優座劇場の稽古場での宝塚OG汀夏子さんのリサイタルの稽古に行く途中に隆子先生と入った日本蕎麦屋も閉店してしまった。この日向かったのはそんな六本木の中心地にあるライブハウスのバードランド。最後にうかがったのが2019年ですからもう4年も経ってしまいました。

 篠崎秀樹さん率いる日本のスイング&スイート楽団、スイート・ファンタジア・オーケストラ(以下SFO)。バンドマスターの篠崎さん以前よりもかなりスマートになられたようで安心しました。メンバーの皆さんも結成時の方々が変わらずいらして嬉しい。私の席のまわりにはヴァイオリニストの高田あずみさんファンの女性の方々がたくさんいらしたようです。客席のお客様もすっかり私世代が上の方になってしまいました。SFOを初期から応援されていたジャズ評論家の瀬川昌久先生も亡くなられてしまったし。

 さて今回はメドレー演奏が多くて多くて曲のタイトルを思い出しながら最後まで格闘してました。オープニングが私の大好きな『ジプシー』の“ロージー”、日本青年館のコンサート以来かも。『サウンド・オブ・ミュージック』『マイ・フェア・レディ』『シャル・ウィ・ダンス』等のミュージカル映画メドレーは何と私達の『東京リズム劇場』に登場した作品ばかり。さらにはフランク・シナトラの“ナイスン・イージー”は全くアレンジが同じなので終盤のキツかったターンの振付を思い出してしまいました。また阿部久志さんが振付してくれた“プア・バタフライ”まででてきたので感激してしまいました。

 前回のコンサートに出演されていた若手の凄い女性トランペッターをフィーチャーした“いつか聴いた歌”をはじめとするハリー・ジェームズのメドレーも聴き応えがありました。ハリー・ジェームズの“イースター・パレード”と“スリーピー・ラグーン”で高田あずみさんのヴァイオリンと上里知巳さんのピアノ演奏を聴きながらハリー・ジェームズ・オーケストラにいたピアニストのアル・レーナーを思い出していました。アル・レーナーは歌手のバックにつける音に魅力のあった方でここでは篠崎さんのアレンジが絶妙でした。SFOの3人のトランペッターは何れも実力派でそれぞれの持ち味を活かしたラテン・ナンバー“セレソ・ローサ”が物凄く盛り上がりました!
 このトランペットをはじめとするトロンボーン、サックスの皆さんをフィーチャーしたナンバーに篠崎さん愛を感じました。

 篠崎さんとサックス・セクション、高田あずみさんのヴァイオリンを中心とした“ブルー・ムーン・メドレー”、“シャンパン・メドレー”こそSFO最大の魅力、もう何回聴いても飽きることがありませんね。高田あずみさんをフィーチャーした“ユーモレスク”、そしてまさかの“シンドラーのリスト”も感動しました。
 フィナーレに登場したジョージ・ガーシュインの“ポギーとベス・メドレー”などはコンサートで毎回聴かせて頂けると嬉しいと思えるナンバーでした。

 篠崎秀樹とスイート・ファンタジア・オーケストラの皆さん素敵な演奏をありがとうございました。

天野 俊哉



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