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Vol.212 2010東京リズム劇場
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今年で6回目の公演になる「リズム劇場」。私は毎年観させて戴いていますが、今回は東京公演を3回観ました。他の舞台もそうですが、気に入ると何度も通います。「リズム劇場」は、内容に工夫を凝らした面白くて楽しい、最高のタップダンスショーです。以前にも増して芝居もダンスも上達しているように思います。(素人が言うのも何ですが…) 私が好きな所は、舞台が振りまく『明るさ』です。リズム劇場に暗い芝居や振り付けは似合いませんから。
「楽しんで!」という出演者達の熱い思いがオープニングから炸裂しました。出演者も客席も明るい笑顔で始まりました。そして、芝居が始まると「待ってました!」とばかりに客席全体に「ウフフ」と含んだ笑いから「ワハハ」と愉快な大笑いまで、劇場は楽しさ一杯です。タップダンス界の様々な背景や事情を面白可笑しく、溢れるウイットで伝えます。構成がとても好きです。
この舞台を観ていたら以前、同じ博品館で演ったこともある「シューズ・オン」を思い出しました。「リズム劇場」と同様の楽しさを前面に出した芝居とジャズダンス&タップダンスのステージでした。私はこれも大好きでしたので、シリーズ全部通いました。「シューズ・オン」は人気のある有名タレントが出演しての舞台でした。始めこそスロースタートでしたが、歌あり踊りありの楽しいコントが大当たり。その後、発売日には売り切れてしまうという人気ぶりでした。当初は私も楽しみに上演を待ったものです。しかし5年目あたりからメンバーを変えてもいくつかのナンバーが同じだったりで、忙しい方々を集めて新しいものを創り続ける難しさを思いました。結局、惜しまれて7年で閉幕しました(この時のことはY's新聞“2006年春号”に書きました)。「リズム劇場」はタップ界の先生たちが協力して創り上げた舞台で、年々パワーアップするべく、踊りも芝居も色褪せないようにと一生懸命考えているように感じます。
特に今回のフィナーレは圧巻でした。何度観ても気持ちがいいです。群舞は心弾みウキウキ嬉しくなるものです。これぞエンターティメントです。その気分のままに浜松福祉交流センターのX'masバージョンステージも観に行きました。浜松スタジオの3つの演目が入ったのと、舞台が博品館よりちょっと大きかったので雰囲気は少し違いました。感心したのはスタッフの皆さんが元気に応対されていたことです。その活力がお客さんに伝わり、場内が熱気で一杯になっていました。親近感のある声援が目立ち、特徴のあるタップスタイルと共に浜松に根づいていると感じました。帰りにはスタッフのサンタさんからお菓子が配られました。
スーパー先生たち、いつまでも若々しく、塗りたくってもかぶっても?やり続けましょう!
小島 文雄
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