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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.2094 Y's取材班さんを追って〜熱演に感激!
 バブル末期の1990年代初め頃にY's取材班さんが出演された映画をゲットしました。私はこうしたアウトロー作品は好きな方ですが、それ以上に当時の街の風景や俳優さんのファッション、女優さんのヘアスタイルやメイクアップがさらに興味深いです。

 昨年の春に亡くなられた渡辺裕之さん主演の『武闘派仁義/全面抗争篇』。古い作品にケチをつけるのはどうかと思いますが、前半の主人公が無敵な辺りはブルース・リーの『ドラゴン危機一髪』、中盤の刺客が現れる辺りが『ドラゴン怒りの鉄拳』、死闘が永遠に続きそうな辺りはジミー・ウォングの剣劇作品を思い出してしまいました。全編かなり荒唐無稽な展開であります。

 さて、我らがY's取材班さん演じるは鎌田組組員の朝倉慎也役。映画の最初に登場します。若くて、ハンサムで、ギラギラして、下っ端若手組員の雰囲気を短いショットで醸し出しておられます。感激。
 今回もそんな演技や沢山の出演場面の写真をバッチリ掲載したかったのですが、《清く正しく美しい》まるで何処かの宝塚歌劇団みたいなY'sのホームページにはちょっと掲載は無理そうなのです。いや、絶対掲載は出来ないでしょう?ね。

 バブル期のオシャレな衣裳も着ておられないY's取材班は何とコカインの中毒者。白い粉を鼻から吸い込む、あれですよ皆さん。「さてヤルか」って時にサツに踏み込まれてハジキをぶっぱなしながら裸のまま逃亡をするのですが、カメラは背後から取材班さんを追いかけます。
 前からは撮れませんな!今回は。
 裸足のままコンクリートの上から始まり途中柵を乗り越えようとした辺りで警察に足を撃たれ、足を引きずったまま空き地をかなりの距離逃げます。もう取材班さんの熱演に感激してしまいました!
 取材班さんによると「刑事役の隆大介さんに捕まって髪の毛を引っ張られた時は『メリメリメリッ!』と音がして、頭の皮が剥がれたかと思うくらい痛かった」そうな。ってことは?写真の表情は迫真の演技ではなくてホントに痛がっているんでしょうか?それでも「自分のような無名が、無名は無名でも無名塾一期生の隆さんと共演させていただけたことは、若かった自分にとって光栄で貴重な経験でした。隆さんも一昨年他界されてしまったので、今となっては懐かしい大切な思い出です」とのことです。

 この後Y's取材班さんは逮捕され、色々自白したことで物語は始まるわけですね。詳しく、細かく語れないのが残念ですが取材班さんのインパクトが強すぎたのと悪役の皆さんがサイコティックで凄すぎて渡辺裕之さん追悼にはなりませんでした。

天野 俊哉



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