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Vol.2050 これはまさにNHK番組『逆転人生』じゃ
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昨年師走の暖かな午後、天野は大宮駅近くの怪しい店で1本のDVDを見つけました。
タイトルが『スシガール』。
何となく棚に手を伸ばしDVDを引き抜きパッケージを見ると!
ああっ、ありましたY's取材班さんのお名前が。
こんな時は黙ってDVDを棚に戻せば良いのでしょうが、最近無駄遣いもしていないし、クリスマスも近かったし、何よりもY's取材班さんを観たいのでそのまま会計に直行しました。
帰宅して直ぐにテレビの前に座り込み上映会スタート!
2008年製作で77分の長編。
なるほど。
昔ながらの漁師町に都会の寿司チェーン店が出店するという内容でY's取材班さんは地元のベテラン寿司職人、ハチマキ姿が絵になりますなぁ。寿司を握る手つきが鮮やかです。ご自身で見せる部分と手だけのアップがあり、このアップは流石に吹き替えみたいです。
やがて取材班さんの娘がバイクを買う金欲しさに都会の寿司チェーン店の見習いになって父親や地元漁師たちと対立関係に。この作品、寿司用ご飯の炊き方から寿司の握り方、魚の流通とかストーリーラインが実にシッカリしていて「なるほど」、と感心してしまったり、なんか、なんか、なんかあったなこんなの?
そう、まさにNHK番組『逆転人生』みたいにシッカリした作品じゃないですか。
後半取材班さん演じる父親と娘の直接対決になるのですが、試合前夜に娘の方が手にし怪我をしてしまうというのは『巨人の星』の星飛雄馬と花形満みたい。
最後の最後にヒロインである吉沢明歩さんが代打として参戦します。本来なら吉沢さんが取材班さんの娘の役だと思うのですがね?
この対決場面では包丁さばきや寿司を握る手はほとんどアップばかりなので多分本職の吹き替えなのでしょう。
ヤイトなる珍しい魚に大間のマグロが負けるという展開も『逆転人生』だし、とにかく真面目なドラマとしてジ・エンド。
ラストに流れるキャストのクレジットで、俳優さんのひとりが寿司の指導も兼ねてるのが分かりました。
取材班さんは至って寡黙な役作りで格好良く、出演場面も台詞も多くて嬉しかったです。NHKは『逆転人生』の放送を終了してしまったそうですが、Y's取材班さんが演じる様々な役柄をもっとたくさん観てみたくなりました。
追伸1
このコラムを寄稿したら、Y's取材班さんから返信がありました。
「寿司の指導は主役の吉沢さんにだけで、私の手元カットは全て吹き替えではなく、プチ修業をして役に臨んだ私自身の手元です」とのことです。そうだったんですね。
追伸2
後日、あの懐かしい快人二十一面相から1通の長い長い長いメールが届いたのです!
なになに、そこにはY's取材班さんが出演されたテレビ、映画、舞台、コマーシャルなどの出演記録がビッシリでした。
私の心の声が届いたのでしょうか?
これさえあればビデオでもDVDでもYouTubeでもY's取材班さんの出演作品が見つけやすくなりますな。
ありがとう快人二十一面相。
今年は是非シリーズ化してみよう。
天野 俊哉
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