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Vol.2023 長澤仙明2ndソロ・ライブ(2022秋)その二
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長澤仙明さんがこの夏、全国ツアーに参加された京本大我さん主演のミュージカル『流星の音色』で親しくなられた新井智貴さんがゲスト出演。新体操のアクロバットを取り入れたダンスで長澤さんとデュエットされましたが、お二人の息の合ったトークもまた楽しめました。来年の1月から上演される『キング・アーサー』にも揃ってご出演とか。
さて、長澤さんがここ数年で出演されたミュージカルからミュージカル・ナンバーをメドレーで、というので始まったのが何と『アニー・ポピンズ』。
再びワンダービーツの皆さんも含めてショートストーリーの様だ。そして、ゲスト出演のはずの新井智貴さんはダルメシアン模様の衣裳を着て犬のサンディーならぬマンディーとして登場します。もちろんセリフ無しです!
アニーのカツラを付けた男性版メリー・ポピンズ役の長澤さんの歌からスタート、『メリー・ポピンズ』の公園でバートが歌う“ジョリー・ホリデー”を軽いタップで、次に『アニー』の“NYC”の歌詞を東京の渋谷に置き換え“し・ぶ・や”と歌い上げるのは可笑しくて涙が出て来ました。今はなき青山劇場の大セリをフル稼働させたプロダクション・ナンバーが懐かしい。長澤さんが愛犬との別れを小さなおもちゃのピアノで歌うナンバーは竹内涼真さん主演の『17アゲイン』からの曲だそうです。そしてラストは『アニー』から“トゥモロー”でした。 わずか2週間で稽古したというお笑い場面ですがユニークで新鮮だと思いました。若い皆さんの《笑い》の発想がどう舞台に乗り、観客にウケる?かはこれからの事。次の作品を期待しております。
フィナーレは重みのあるドラマチックな音楽で踊り、続いて“つなぐ”という歌詞の曲を多分フル・コーラスで歌い一度舞台からフェード・アウト。カーテン・コールで再び登場して最初のライブの時に創られたオリジナル曲“スプラッシュ”をコロナの今の時期に合わせた歌詞に変えて熱唱。ハンサムな彼が除菌スプレー手に舞台上を走りながら熱唱する姿に爆笑。バラエティに富んだ90分でした。
長澤仙明さん、ご出演の皆さまお疲れさまでした。たっぷりと楽しませて頂きました。
天野 俊哉
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