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Vol.2022 長澤仙明2ndソロ・ライブ(2022秋)その一
 2017年に松本晋一さん振付の《ナショナル・タップ・デー代表者ナンバー》のステッキ・グループでご一緒した若手タップダンサーの長澤仙明さん。以来、ソロ・ライブやレヴュー・ショーの時には必ず連絡をくださるのですが、ついに20代最後のソロライブを開催との事、この記念すべき大切なイベントに淺野康子さんとうかがいました。
 長澤さんが2018年にソロ・ライブを溝の口駅近くのライブハウスで開催した時は会場入口で生写真やCDなどの《のりくんグッズ販売》があり、いい歳をして全部購入してしまいました。昔から良いイベントにはハイテンションで臨むという悪いクセがあるので今回は気をつけなければ。あの時は淺野さんやY'sの仲間数人が一緒だったのにも関わらず誰も止めてくれませんでした。長澤さんあれから4年たって現在29歳、グッと大人びてきたような気もしますね。

 さて、ソロ・ライブ当日は「渋谷にはほとんど行きません!」という保守的な淺野さんと待ち合わせてお連れする事に。
 「えっ?いつもじゃないかって」
 ボディーガードですから当然ですよ。
 遅刻すると不味いので早めに会場入りしましょう。ありました、グッズコーナーが。でも、頑張ってスルーしましたよ。
 舞台上はフローリング、後方に高台があり木の板がひいてありメインのタップはこちらで踏みます。バックには大きなスクリーンがありライブを盛りあげます。
 会場では森田洋輔さん、Y'sの渡部直子さんとお目にかかりました。

 オープニングはブルーの燕尾服を着た長澤さんがタイトル・ソングの“ナウ・オア・ネヴァー”を歌いステップを踏む。
 続いて秋にちなんで“枯葉”をフランス語で歌い大人っぽい雰囲気でタップを、さらに表情豊かに踊ります。素敵なムードのシャンソンを使って靴を履き替えモダンに踊ります。今回はワンダービーツの4人の仲間が長澤さんの早替えや出番のつなぎのフォローにさっと入ります。長澤さんが少年時代にハマった!という布施明さんの“キミは薔薇より美しい”を見事に歌い上げます。長澤さんは布施明さんのクセを上手く再現していたので大いに楽しめ大いに笑わせてくれました。

 長澤さんがゲストのワンダービーツのひとりひとりとデュエットしてゆく場面が凄い!長澤さんとFALCONさんはステッキをうまく使い表情豊かに踊り、ソフト帽を被った長澤さんと清水錬さんのジャズ・ダンスのデュエットを見ていると映画『マイ・シスター・アイリーン』でのトミー・ロール&ボブ・フォッシのダンス・バトルを思い出します。長澤さんとMasashiさんがガチで見せるタップバトルに手に汗握り、長澤さんと谷澤和真さんは丸い木の板を使いステップを踏み音色を楽しませてくれました。ここでお二人が歌う“ア・ラブリー・ウェイ・トゥ・スペンド・アン・イヴニング”はフランク・シナトラが若い頃に映画『ハイヤー・アンド・ハイヤー』で歌ったバラードで、まさかこの曲が、しかもタップの曲として使われたのでびっくりしてしまいました。ワンダービーツはメンバーそれぞれが誰にも負けない個性や魅力を携えている様ですね。

 つづく

天野 俊哉



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