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Vol.200 歌手として成長できなかったエディ・フィッシャー追悼
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1950年代に活躍した歌手のエディ・フィッシャーが9月24日に82歳で亡くなりました。フランク・シナトラのようにビッグでなく、ボビー・ダーリンのようにリバイバル人気もなく、はっきり言って「忘れられた」という存在の人です。
1970年代後半ビデオ会社から、Reel Imagesという過去のアメリカのTV番組が山ほど発売されました。その中に「エディ・フィッシャー・ショー」というのがあり、若き日のエディが歌手として輝いていた頃の映像がありました。「うまい歌手だなあ」というのが素直な感想でした。「雨に唄えば」の女優デビー・レイノルズと結婚して、「歓びの街角」(1956)では仲良く夫婦共演。そこまでは順調でした。
ショー・ビジネスでは良くあることですが、エディにはマイク・トッド(アメリカ伝説の名プロデューサー)という兄貴分がいて、わかりやすく言えば「兄貴のためなら片腕くらい…」という位、崇拝していたそうです。そのマイク・トッドが飛行機事故で亡くなってしまいました。エディはマイクの未亡人を気遣い「マイク兄貴の代わりに俺が彼女を守る」と決心。やがてそれが愛情に発展することに。その未亡人が天下の美女エリザベス・テイラー(以下リズ)だったからもう大変。全世界が注目するスキャンダルになってしまいました。
歌手として成長しなければならない大切な時期に、当時妻だったデビーと子どもを捨て、リズと結婚したことで彼の歌手生命は終わったと言えます。1950年代はまだまだ保守的な時代で、大衆は皆、デビーを支持しました。長年、日本では、「リズがエディをデビーから略奪した」と言われてきましたが、それはちょっと違います。
その後、「恋多き女」リズにあっさり捨てられたものの、1970年代後半、再び全世界から注目されることに。デビーとの間の娘キャリーが「スター・ウォーズ」のヒロイン、レイア姫役に選ばれ女優デビューしたからです。
エディ・フィッシャーが82歳までどのような生活をしていたのか私にはわかりませんが、亡くなったニュースを聞いて彼の波乱万丈の人生って映画にしたら面白いのになあ、と思いました。ご冥福をお祈りします。
天野 俊哉
写真 上から
TV「エディ・フィッシャー・ショー」から
ゲスト出演した当時の妻デビー・レイノルズと
「スター・ウォーズ」のヒロイン、キャリー・フィッシャー
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