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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1972 対策効果検証リポート
《はじめに》
 こんにちは。Y's取材班です。
 突然ですが、クルマをお持ちの方は鳥にフンを落とされたことはありませんか?居住マンションの駐車場の上にはウン悪く電線が通っていて、ここに留まったカラスやムクドリが連日のように先生の愛車にフンを落とすんです。更にウンの悪いことにすぐ近くにゴミの集積場があって、収集日にはゴミ狙いの鳥たちがこの電線に留まってフンを落とすので憤懣やるかたないです。先生にボディーカバーを提案したんですが「メンドくさいからイヤ」と言うし、自分で洗車をしないくせに洗車機は禁止なので、結局は私が手洗いするんですが、洗車したばっかりで糞害に遭うと憤慨します。
 一昨年、マンション管理組合の理事をあみだクジで決めたんですが、普段はカスリもしないのにこういう時に限って当たるんですね。ウン悪く一番大変そうな理事長を引き当ててしまいました。その時にゴミ集積場のネットカバーを折りたたみ式のネットボックスに変更したので多少は減りましたが、それでも見に行くと大概フンが落ちていて、もうウンザリ。
 その日も散歩がてら愛犬プリンとチェックしに行くと、クルマの前で高所作業車が工事をしていました。ケーブルテレビの配線工事とのことで、鳥のフンで困っていることを話すと、配線ケーブルに鳥が留まれないように無料で対策施工をしてくれました。但し「全部の線にやらないと意味ないよ。東電とNTTもタダでやってくれるよ」とのことで、早速両社に鳥フン対策を依頼することにしました。

《依頼方法》
 調べてみると、両社共に対策を依頼するにあたっては、電柱または電線の管理番号情報が必要でした。普段は意識していないんですが、見に行ってみると確かに番号が付いていました。写真の上側に付いているのがNTTの電線番号、下側が東京電力の電柱番号です。これらの管理番号を始め、住所・名前・連絡先などの必要事項を東電はサイト、NTTはフリーダイヤルで連絡しました。依頼の申し込みから完了までは下記のとおりです。

・東京電力パワーグリッド
設備改修(電柱移設等)のWEB受付サービス
https://d-request.jp/
@「申込する」をクリック
A「設備改修情報登録」で必須項目を登録
B【移設・改修理由】で
 支障設備:電線(鳥糞対策)
 支障理由:鳥糞対策
 を選択し「確認」をクリック
C施工業者から連絡が入るので詳細を打ち合わせ
D施工
E完了

・NTT東日本
局番無しの116
携帯電話とNTT東日本以外の固定電話からは
0120-116-000
営業時間:午前9時から午後5時まで
土日・祝日も営業(年末年始を除く)
@鳥フン対策をお願いし、連絡先などを伝える
A施工業者から連絡が入るので詳細を打ち合わせ
B施工
C完了

《結果検証》
 両社共に数日の内に施工事業者から連絡が入り、対策施工が完了しました。施工方法は両社共に先のケーブルテレビ業者と同様にピンチ(挟み治具)でテグス(ナイロンや化学繊維などのワイヤー)を電線上に張って鳥が留まれないようにする方法でした。現場作業員さんに訊いたところ、電線とテグスの間隔が狭いとカラスなどの大きい鳥が一緒に鷲掴みできて留まれてしまうし、間隔が広いとムクドリなどの小さい鳥が留まれてしまうので、その辺りの見極めがコツだそうです。なるほど奥が深いんですね。
 対策施工の効果はテキメン。鳥フン被害はほぼ解消されました。今までの鳥たちとのイタチごっこは一体何だったんでしょう。こんなサービスがあることをもっと早く知れば良かったです。

《おわりに》
 鳥のフンがクルマに落ちたままの状態で直射日光を受けたりすると、特にこれからの暑い日はカッチカチに乾いてトリ除く時に塗装を傷付けてしまったり、酸性度(pH)の強いフンだと、最悪の場合は塗装が侵され、変色して染みが取れなくなってしまうのでご注意ください。ご参考まで。

Y's取材班



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