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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1941 大規模タップ・イベントに向けて@
 ミクロン株がのさばり始めた1月初旬、淺野康子先生から1通のメールが。
 「都内某所で開催される大規模タップ・イベントのお誘いを受けました」
 ふむふむ良い話ではないか!
 でも、大規模って?
 まさか、あの丸の内のコロナ・ワクチンの大規模接種センターの会場で踊るのですかね。
 かつてあちらこちらのイベントでタップを踊らされた私達にとって場所って気になる。ちなみに、本当にタップが必要だったのか分からないまま私たちが出演したイベントとは以下の通り。カッコ内は出演したY'sメンバー。
・土曜夕方のJR新宿駅構内(天野)→通行の邪魔だと思いましたが仕方なく踊り続けました。
・保険会社のセールス・レディーのパーティー(橋爪)
 →皆飲んで喋って笑って酔っ払ってて誰も見てくれなかったそうな!
・戸田競艇場(淺野)→レオタードの衣裳で野外は寒かったそうな!
・有楽町マリオンのショーウィンドーの中(阿部)→私たち身内しか見ていなかった!
・銀座日産自動車のショーウィンドーの中の新車の前(阿部・天野)→マジで誰も見てなかった!
・平日朝のJR飯田橋駅構内(橋爪・淺野)→マジで誰も立ち止まらなかったそうな!
・神奈川県某消防署のお偉方向けパーティー(天野)
 →うるさいからタップを踊る音楽のボリュームを下げろと怒鳴られた!
・日本橋三越お得意様バーゲン会場(天野)→お得意様買い物に夢中すぎてね・・・。
・日本橋三越お歳暮出陣式会場(淺野・橋爪・大・森ア・天野)
 →残念ながらマスコミの皆さまは拍手をしてくれませんでした。
・新橋の外資系ホテル・オープン記念パーティー(淺野・橋爪)
 →ホテルのイメージに合わないからとカットされた曲が!なら呼ぶな!と腹が立った。

 長くなりました。
 淺野からの大規模タップ・イベントの話にもどると場所は都内の大きなホールなのでワクチンとは全く関係ないらしい。そっか。
 「まだ誰にも聞いてませんが」
 そうそう淺野先生は自分よりもお弟子の意見を優先するんだよね。
 「ずっと稽古しているこんな曲で出演しようかと考えてます」
 おうおうその曲なら昨日CD聴いたばかりですがナイスな選曲やね、と返事を。

 翌日、再び淺野先生からメールが。
 「◯◯と◯◯は乗り気でした」
 曲を聴いて私なりのプランを述べましたが、これって“ダンシング・フール”や“ラ・ラ・ランド”の様ないわゆるレディース・ナンバーでは無いわけだ!
 しかも2月から最初から振付を受ける人もいるらしい?
 この二点が気になってその晩一睡も出来なかった天野はついに
 「もし男性が入っても差し支えなければ」
とまさかの売り込みをしていました。チャリティー舞台の簗瀬あずささんとの稽古は既に終盤に入っているし、もし稽古スケジュールが合えばなぁ?
 すると直ぐに淺野先生からメールが。
「天野先生と橋爪先生にはスケジュール調整したら連絡するつもりでした!」
 戸塚スタジオでの稽古復帰の夢が叶いました!淺野先生や出演メンバーの皆の足を引っ張らないように頑張らなければ。

 つづく

天野 俊哉



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