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Vol.1931 Suger Foot Dance Studio 設立20周年記念発表会を拝見しました
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佐々木隆子タップダンス・スタジオ時代の優しい大先輩、佐藤昇先生主宰のSuger Foot Dance Studioがこの度設立20周年を迎えました。この記念すべき発表会を12月に無観客で開催、ひと月後の1月9日から3日間限定でオンデマンド配信となりました。佐藤先生からは「編集作業が凄く大変!」の様なメールを頂いていたので「これは凄い事になるぞ!」とワクワク、ドキドキ、ハラハラの嬉しい予感。昨年末、いまだに上手く使いこなせないスマホから配信の申し込みをしました。
私達Y'sのメンバーが佐藤先生とご一緒していたのはもう20年以上前になりますので、佐藤先生の振付作品に触れるのは残念ながら年に一度の『ナショナル・タップ・デー』の舞台だけでした。定期的に開催されてきた発表会『Splash!』は私が出演してきた『東京リズム劇場』のリハーサル日程と見事にぶつかっていたので一度も拝見出来ませんでした。オンデマンド配信という形ではありましたが初めて拝見する発表会とは?
全35場面、1時間48分の豪華な発表会は現在スタジオやカルチャースクールに通われる生徒さんをメインにした作品、佐藤先生をはじめとする先生方のデモンストレーション作品、そして20周年を記念して過去の映像をダイジェストで見せる場面集に分かれます。
佐藤先生が舞台に座って演出プランを練るオープニングからもう興奮してしまう。緞帳が上がると衣裳を着た大勢の出演者が先生に駆け寄る。ダイジェスト編集のオープニングのBGMはアーヴィング・バーリンの名曲”ショーほど素敵な商売はない”、最後にストローハットを被った佐藤先生がジーン・ケリーばりにカメラ目線でポーズ。
生徒さんの振付作品のほとんどが佐藤先生というのに改めてパワーを感じました。佐藤先生をはじめ若いインストラクターの皆さんに至るまできめ細かいご指導は佐々木隆子先生から受け継がれた財産ですね。作品数が多すぎて細かく触れることは出来ないのですが、衣裳のほとんどがオリジナリティに優れて、初めてみるデザインが多いのに感心してしまいましたが、衣裳を担当された佐藤美智子先生のセンスの良さが光ります。1990年代にミュージカル『アニー』のタップダンス指導を担当されていた佐藤先生の代講で今は無き浦和教室に私がうかがっていた頃にお稽古に見えていたKKさんがこの発表会で堂々とステップを踏まれる姿を拝見出来たのも懐かしく、そして嬉しかったです。
さて、中盤にさり気なく登場する佐藤美智子先生と佐藤昇先生のデュエット映像には驚いてしまいました。佐藤先生には大人の女性が似合う。ラテンダンスの非常に難しい振付までを次から次へと踊るこのお二人の歴史が素晴らしい!どのような音楽で踊られたのかは分かりませんがクオリティが高すぎ。佐藤先生のこうしたデュエット・ダンスはかつて大阪のホテルでの大きなイベントの時に、大阪に向かう新幹線のトイレ前で「とりあえず基本からね」と佐藤先生と私が隆子先生から3時間みっちり指導受けただけかと思ってましたがさらに多くのテクニックを取得されたのですね。佐藤先生が黒いタキシードを着てる時のカマーバンドが美智子先生の着てるシルバーのドレスの生地だったり衣裳のこだわりも凄い。これらの作品は客席から拝見したかったです。
また“天女伝説”をはじめとする和もの作品のダイジェストも装置、照明、衣裳に加えて演出も見事で、これだけの物を発表会で観せてこられたパワーにも圧倒されました。また、佐藤先生が育ててこられたジュニア・チームの映像もひとつひとつをじっくり拝見したかったです。
何歳になっても知り合った頃と変わらず若々しい佐藤先生ゆえ、今回の配信のどの佐藤先生が現在の佐藤先生なのか全く分かりませんでした。お弟子さん4人を従えて佐々木隆子先生の“ファスト・バック”をアレンジした“ルル・イズ・バック・イン・タウン”が最新の映像なのでしょうか?選曲と再構成のセンスの良さは私などまだまだ足下にも及びません。
ホント勉強になります。
佐藤昇先生、佐藤美智子先生、インストラクターの皆さま、生徒の皆さまお疲れ様でした!次回は必ずうかがいたいと思います。
天野 俊哉
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