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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.193 旅のコラム バリ編
 日々の慌ただしさの中、どこかに行きたい気持ちは募るばかり。「これからのスケジュールを考えると、ここはやっぱり心身のリフレッシュが必要よ」「そうね」と、何ともたやすく自分を説得して、遅めの夏休みをもらってバリ島に行ってきました。
 夜に到着したテンパサールの空港ロビーを出ると、涼しくて気持ちのいい夜風が迎えてくれました。クルマで5分程でヌサドゥアにあるホテルに到着。エントランスからロビーの奥までが吹きさらしというか、遮るものが何もなくて、海からの風と波の音が通り抜けて、その爽やかな開放感がすぐに気に入ってしまいました。
 翌朝一番でキャメルサファリ(ラクダに乗ってビーチを散歩)に向かうためにロビーに出ると、夕べチェックインした時には暗くて見えなかったインド洋が眼前に広がっていて感動しました。
 男の子のくせにエクステばりに長いまつ毛の瞳が何とも可愛くて大人しいオーストラリア生まれのラクダ、サハラ君の背中は、眠くなってしまう程心地良かったです。
 午後からクタに出てランチ&ショッピング。南国らしいデザインや色のものがたくさんありました。体験した民族衣装やネイルアートも南国ならではの色使いでした。
 バリ島の民族舞踊レゴンダンスショーを観ながら、インドネシアと中華の創作料理を味わいました。ビンタンビールとの相性もバツグンでした。
 はしゃぎ過ぎて疲れたのか体力が落ちただけなのか、ほろ酔いも手伝ってホテルに戻ったらバタン休でした。
 翌朝も一番から、前からやってみたかったラフティング(川下り)に挑戦!帰国後、メンバーの一人に「ダンサーなのに、そんな危ないことをよくやりましたねぇ(笑)」と軽くたしなめられましたが、どうしてもやりたかったので勘弁してください。思っていた以上に凄く楽しかったので、挑戦してもらえば、「あ、これはやるよね〜」と納得してもらえるはずです。ただし、全身筋肉痛になることは覚悟しておいてください。先ずはボート乗り場をめざして渓谷の険しい石階段を1キロ下ります。この時点で膝が軽く笑います。安全講習を受けていざ出発!するやいなや、いきなり後ろに転がってしまい、天高くV字開脚のまま起き上がるに起き上がれないという恥ずかしい姿を晒してしまいました。この後は転がらないように踏ん張って脚全体の筋肉がフル参加でした。この時、タップの経験年数は関係なかったです。約11キロを下ったゴール後のビンタンビールとインドネシア料理の味は最高!最後に石階段を1キロ登って、全身筋肉痛の一丁あがりです。日本でも挑戦できる川があるらしいですよ。オススメです。
 その後、ウブドの銀細工の職人村に行き、可愛いデザインの指輪とピアスを買いました。今いちばんのお気に入りです。
 ディナーは自然がいっぱいの中に建つホテルのレストランで取りました。まるで絵画のような椰子の原生林のパノラマが広がるダイニングテラス。視線を落とすと遠く下にラフティングで下ったアユン川が流れています。BGMは風に揺れる椰子の葉の音、川の流れる音、そして猿や鳥や虫の鳴き声。そんな自然の中に身を置いて頂くワインや料理はこの上ない贅沢な味がして、他に何も要らない気持ちになりました。癒されました。
 その後、バロンダンスとレゴンダンスを観るためにウブド王宮に向かいました。少し早めに着いたら、偶然にも子供たちの稽古の様子を見ることができました。子供でもきちんとサロンを巻いて真剣に踊っている姿が自分のキッズクラスの子供たちと重なって、ほほえましい気持ちになりました。
 さて、ショーが始まりました。前日に観たディナーショーとはスケールも衣装も段違いに艶やかできれいで、何よりも表情が凄いんです。目ヂカラと顔の向きの組み合わせで感情を表現していて、とても色気を感じました。物語を細かく理解できなくても観応え充分です。
 最終日は遺跡や美術館を観た後、神秘的で美しいシルエットで有名なタナロット寺院の近くで夕陽を見ながらシーフードディナーを取りました。最高でした。ついこの間まで海の近くに住んでいたので海の存在が当然のように思っていたのですが、夕陽に染まる波や水平線に沈み行く太陽を今回じっくり見て、「やっぱり海っていいなぁ。老後は絶対にもう一度、海の近くに住もう」と心に決めました。そんなことはまだまだ先のようですが、今感じている時の流れの速さからすると人生はあっという間のような気がして、そんなに遠い話じゃないのかもしれません。
 帰りの便までに時間の余裕があったので、この旅の締めにスパを満喫しました。飛行機に乗る前にさっぱりして気持ちよかった〜。
 さあ、気持ちを切り替えて、来夏まで決まっているスケジュールを一つ一つこなして行きたいと思います。

淺野 康子


















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