TAP DANCE LOGO
INSTRUCTORS
STUDIO : 戸塚スタジオ
NETWORK
SCHEDULE
EVENTS
COLUMNS
DANCE TEAMS
LINKS
OUR MASTER : 佐々木 隆子
COLUMNS

Vol.1891 『穴田英明生誕52周年記念公演』(2021/9/18)
 2019年8月に銀座博品館劇場で華々しく開催された『生誕50周年記念公演』の続編なのだろうか?とにかくお誕生日はおめでたいので配信ライブに参加しました。

 銀座の素敵なライブハウスTACTの舞台には良い感じで電飾が飾られている。その電飾の奥のライブハウスの壁の模様が宝塚劇場の大階段を思わせる!まあ、ヅカファンならみんなそう勘違いするかもね。
 さあいよいよ始まります!スクリーンには穴田さんの52年間の勇姿が次々映し出されます。そして、あの、あの、あの少年時代のポートレートも最後に登場しました!
 オープニング曲は派手なビッグ・バンド演奏の“デイ・イン・デイ・アウト”から、舞台には穴田さんのお面を付けたゴールド・ジャケットのダンサーが5人。当然の事ながら目の部分のアナが光の具合でグロテスクにひかるのが可笑しい。チューチュー・トレインの動き等、振付が楽しく穴田さんのお弟子さんたちも良く踊れてます。欲を言えば、もっと穴田さんの特徴ある“腕の動き”を盗んで先生より先生っぽく踊ってみせる野郎が1人くらいいても良かったのに(怒られるもんね、そりゃ出来ないか)。最後の挨拶の時に頭を下げずお面を客席に見せたまま、というあたりは芸が細かい。
 早速ゲストのグレース美香さんの登場。ゴールドのラメのロング・ドレスを着たグレースさん、ショートにしたヘア・スタイルがキュートでとてもお似合いです。曲はロジャース&ハートのスインギーは“ザ・レディ・イズ・ア・トランプ”で、途中から黒燕尾服に着替えた穴田さんが現れて2人でステップを踏むのですが、長身のお2人が大人っぽい銀座の雰囲気にぴったりです。グレース美香さんはもう1曲、ライザ・ミネリの歌で有名な“ニューヨーク・ニューヨーク”を歌い穴田さんと軽いステップでデュエット。正装の穴田さんのリードの上手さとグレースさんのお色気がバランス良くてお二人のファンの方が大満足するに違いありません。ラストのポーズも上手いなぁ!と感心してしまいました。
 もう1人のゲスト、アコーディオン演奏の安西はぢめさん。ナット・キング・コールの歌で知られる“ラブ”を安西さんの演奏で穴田さんがタップのソロで見せます、聴かせます。ストップ・タイムのリズムの聴かせ方は流石だと思いました。安西さんが1人舞台に残って季節の歌、シャンソンの名曲“枯葉”を前奏の部分からたっぷりノーカットでアコーディオン演奏で聴かせてくれました。これは嬉しかったですね、初めて聴いたかも?

 赤いジャケットを着た穴田ダンサーズ、男の子2人女の子2人が客席から舞台に。楽屋きっと狭いのですね。ヴァイオリン演奏はグラッペリかな?オシャレな“エニシング・ゴーズ”をキッチリ踊ってみせます。穴田さんのキメ細かいご指導の賜物ですね。良く成長されてます。

 私達の大先輩でおられる杉本幸一先生直伝のステッキの技を穴田さんがじっくり見せてくれるナンバーがこの日最高の見せ場でした。赤のラメ入りのジャケットもお似合いでした。
 ここで穴田さんフィナーレへ衣裳替え?
 再び安西はぢめさんのアコーディオン演奏とパープルのロングドレス姿のグレース美香さんの歌で、映画『昼下がりの情事』から“ファシネーション”そしてシャンソン“ラ・ビ・アン・ローズ”のメドレー。穴田さんのタップに加えてこのお2人のコンビが素晴らしくて、もう何時間でも聴いていられますね。
 さて、たっぷり時間をかけて穴田さんがこの日1番やりたかったこと、ミラーボールがまわりだし、舞台サイドの電飾もチカチカ付いて、グレース美香さんの音頭で安西はぢめさんのアコーディオンの生演奏での
 “ハッピー・バースデー・ディア英明君”
 宝塚みたいな大きな羽根を背負って登場しました。そうです、あの銀座博品館劇場での『生誕50周年記念公演』以来、彼はこれを再現したかったのですね。

 お誕生日おめでとうございます。
 そして、皆さまお疲れ様でした。

天野 俊哉



Copyright 2005 Y's Tap Dance Party. All rights reserved.