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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1869 長澤仙明さんストレート・プレイ&歌舞ショーに出演
 若手イケメン・タップダンサー集団のWonder Beatsを率いて頑張っておられる長澤仙明さん。
 昨年末に東京の一流ナイトクラブ、コットンクラブで一日限りのライブ公演を行い超満席にした実力者の長澤さんですが、私は庶民的な長澤さんの姿を沢山目にしています!
 羨ましいでしょう?
 と、ここでそれらを書き出したいのですが、多分Y's管理者の検閲でズタズタに削除されてしまうと思われますので長澤仙明ファンの皆さまには申し訳ないのですが私の心に大切に大切に仕舞い込んでカギを掛けてしまいます。アシカラズ。

 『潜入捜査官-女探偵物語THE FIRST/歌舞(うたまい)Show』というストレート・プレイ&ショーの公演に長澤さんが出演されるというので下北沢まで出掛けてまいりました。久しぶりの下北沢駅には開場の30分前に到着してしまいました。少しばかり探索してから駅前の路地裏にあるタグカフェ〜という店に入りました。食事メニューが充実したお店でしたが、あまり時間が無いのでレトロな感じのドーナツ・プリンを注文しました。

 さて、初めての劇場はほぼ満席でした。
 今回の舞台、長澤さんだけでも観る価値ありなのにスタッフに私世代には伝説の存在、赤尾マーサさんのお名前があるのでビックリしました。1980年代赤坂にタップダンスを見せるナイトクラブ、タップチップスのオーナーとして天宮良さんや本間窓奈さんらそうそうたるスターを育てられたショービジネス界の偉大なプロデューサー。長澤さん、ダンスの実力はもとより性格の良さからマーサさんにも気に入って頂けたのでしょう。
 赤尾マーサさん企画・原案、劇団主宰の田口萌さん作・演出。
 110分にわたるお芝居のメイン・キャストが田口萌さんと宝塚OGの嘉月絵理さん、ラストにこの女性2人の取っ組み合いの喧嘩シーンがあるのですが、そもそもの企画意図がこれだったそうです。同じく宝塚OGの星乃あんりさんの清楚な美しさも魅力的でした。長澤さんは田口さん演じる女探偵の助手役として沢山のセリフとダンサーらしい身のこなしで場面をキビキビしたものに。カツラを被りワンピースを着せられチンドン屋さんの呼び込みをする場面も笑えました。
 長澤さんには『東京リズム劇場』に出演してもらい、タップ名作劇場で思いきり演技して貰いたかった!と改めて思いました。

 かなりボリュームのあるお芝居が終わり赤尾マーサさんが舞台に登場、劇団の事、演出の田口さんの事を語ったのちキャストから3名による《歌舞ショー》タイムに突入。まずは嘉月絵理さんが歌う“ラ・マンチャの男”。元男役らしい目力の強さ、そのポーズとアクションの迫力に鳥肌がたちました。星乃あんりさんはドレス・アップして“エリザベート”の名曲を堂々と歌いきりました。
 そしてトリが我らが長澤仙明さん。ゴールドのスパニッシュ風のジャケットを着て舞台前にひかれたタップ用板の上でダイナミックにステップを、ハイキックを何度も繰り返す跳躍力も凄い。やがて舞台奥の高い台の上に飛び移るのですが、直ぐに動き出さず客席に背中を向けたままストップ・モーション、次に長澤さんがポーズを取ったまま照明だけがめまぐるしく動く。こうした演出や狭い舞台でのステージングに凄く魅力を感じましたので終演後にご本人に質問しましたら、「振付の三浦亨先生からアドバイスをいただき、タップ・ソロに取り入れました」「止まる美学を懇切丁寧に教えて下さいました!」と教えてくれました。
 長澤さんはこの舞台でも素敵な先生と出会えたのようです。これからも色々学んでダンサーとしてより成長して頂きたいと思います。
 お疲れ様でした。

天野 俊哉



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