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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1865 Akkinさんの舞台に遭遇しました!(その二)
 ねぇ、Akkinさんはいつになったら踊るんですか?皆さまブチ切れ寸前のお顔が目に浮かびます。でもね、まだ開演40分前なんですよ。

《マンモスパンケーキ》
 過去に日本青年館では
 台風で駅から歩けない!
 オーダーしたランチが中々来ない!
などトラブルが多かったものです。
 今回だって必要以上に早く出掛けたのに交通規制に巻き込まれてしまいました。
 トイプードル君と五輪エンブレムに時間を取られたもののランチはキチンと取りたい!日本青年館の建物の中にあるスタジアムカフェが思いのほか空いてるので入りました。
 ハンバーガーやサンドイッチのセットにしようかな?と考えながらオーダーしたのはまさかのパンケーキ。ちなみにカレーはありませんでした。
 番号札を持って着席して待つこと5分。目の前に現れたのはマンモス級サイズのパンケーキ。ホイップバターが乗った大皿サイズのものが2枚も。蜂蜜とメイプルシロップが添えられていて甘さと塩っぱさのコントラストが味わえるようになっているんですが、どこからどう見ても体に悪そう!(注:あくまで天野先生の個人的感想です by Y's管理者)30分も歩かされたからこそ食べることの出来る量でした。隣の席にいるご夫婦が注文したハンバーガーはポテトチップスが大量に付いたビッグサイズでしたので何を頼んでも量が多いのでしょうね。

 さて、しっかり腹ごしらえ出来たし開演15分前になりましたので入場する事に!

《Musical Variety 京都・巴里・東京/三都物語 装束サマーフェスティバル》
 こうした公演のパンフレットは大体2000円位はするものですが、何と入口で無料配布してました。カラー刷りで出演者全員の写真からプロフィールまで記載されているので助かりました。ただ文字がやたら小さい!
 まずチラシに大きく掲載されている5名の方々は、歌手の天童よしみさんを始めミュージカル俳優、舞台女優、シャンソン歌手、若手歌手グループのお一人。さらにイケメン歌手グループ3名、そしてタップダンサーのRON×Uさん、ダンサーとしてtonさん、Akkinさん、Aska Shiozawaさん、佐久間雄生さん、聖菜さんの5名。そして音楽監督兼ピアニストの方、11名の演奏家。14名のパフォーマーと11名のアーティスト。ふむ。

 長いタイトルの中で1番のポイントは「装束サマーフェスティバル」の部分。企画から製作から衣裳までを受け持っているのが《井筒》という会社。私らには全く馴染みがありませんが、日本中の神社仏閣の装束をはじめ、皇室の式典装束までも手掛ける日本随一の会社とのこと。さらには装束文化を存続、継承し、未来に発展させたいと。よって出演者は最後まで装束姿で通すのは当然の事なのですね。「ただのファッション・ショーではないエンタテインメントを」というコンセプトから演出家の菅野こうめい氏と音楽家の大貫祐一郎氏に製作を依頼という流れの様です。演出の菅野氏はかつて私世代が夢中になった『ショーガール』の演出助手からスタートされた方、そのプロフィールを拝見すると馴染みのタイトルがズラリと並んでいて嬉しくなってしまいました。ちなみに三都の中に何故巴里(パリ)があるかと言うと花の都だから、だそうです。

 歌手もダンサーも演奏も一流のこの舞台にさり気なくタップダンサーが登場してステップを踏むのは頼もしく、誇らしかった!Akkinさんは小さなライブハウスでも、銀座博品館の様な中劇場でも、今回の様な大劇場でも、きちんと計算して動きをつくれる数少ない女性タップダンサー。可愛らしい装束ファッションを着たリアル京女のAkkinさんは終始幸せそうにおどってました。また、NTDで何度もご一緒させて頂いたAska Shiozawaさんもタップだけでなくかなり踊れる方であることが分かりました。
 全体のステージングからタップダンス、ショーダンスの振付を担当されたRON×Uさんの振付ではタップダンスは当然の事ながら、特に後半の東京の歌メドレーが見事でした。例えば“東京ドドンパ娘”なんて60年も前の曲をその時代の雰囲気を上手く醸し出していました。私はこのタップダンサーの皆さんがここまでショーダンスをこなせるとは思ってませんでしたので天童よしみさんらメインキャストの皆さんがズラリと並んだバックで3ペアで様々な曲の様々な振付で踊る姿に本当感心してしまいました。サザンオールスターズ等のコンサートに出てくるプロのダンサーレベルでした。この公演は大手の井筒がスポンサーなのでタップダンサーの皆さんはビジネスとしてパフォーマーに徹する事が出来ただけでなく、一生に一度しか試着する事の出来ない装束を身に纏うというかなり贅沢な経験が出来た訳ですね。

 私の席は前すぎて全体が見えませんでしたので時間があったら夜の公演も拝見したかったほどです。やっぱり舞台は客席から観るものだな!と改めて考えさせられました。皆さんお疲れ様でした。
※写真の掲載は承諾を得ています。

天野 俊哉



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