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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1853 Y's取材班さん生誕祭D“ファスト・バック”
 『プランタン銀座発表会』は前の年より銀座ガスホールに場所を代えて開催する事になりました。私が学生時代に映画の試写会でよく通っていた、のがきっかけであります。キャパシティーも地理的にも都合が良いのですね。

“ファスト・バック”(1995年5月3日)
 淺野康子さんのインスタグラムには還暦を迎えたY's取材班さんが「初心に環って“スロー・バック”を踊りました!」とあるのですが、こうして歴史を検証してゆく中で出てこないのですね、“スロー・バック”。いつ学んだのでしょうね?
 タップダンスを習い始めて5年目で“ファスト・バック”というのは流石に早い!と思います。しかも『プランタン銀座発表会』のデモンストレーション出演でした。

 1995年春は4月に『ナショナル・タップ・デー1995年』、ゴールデンウィークにこの発表会、2日後には日本橋三越の『タップダンス・ファミリー・ショー』、さらに同じ5月には銀座博品館劇場の『タップダンス・フェスティバル』が控えていた為に、狭間の『プランタン銀座発表会』にはメンバーが集まらなかったのです。淺野康子さん、隆江さん、向井雅之さんら私のごく身近なメンバーだけでした。取材班さんにとっては初の大役だったわけですね。

 今回のコラムの為にリハーサル映像や本番映像を見るとひとつだけ不思議な事がありました。踊りの途中で取材班さん必ずどこかで止まるのです!間違えたのでしょうが、直ぐに振りに戻ろうともせず、立ち止まるのです。
 フリーズ状態っすか?
 私がスパルタで短期間で教えこんだのでしょうな、それにしてもあまりに堂々としていて笑えます!

 取材班さんのバック・ダンサーをつとめてくれた子供達が懐かしい!まだ12歳くらいかな。ミュージカル『アニー』や『アルゴ』に出演したり外でも活躍してましたが、基本タップ・ダンスが大好きでお稽古も舞台も全力投球してくれてました。ほとんどが近所の子でしたが、中には埼玉の所沢から蒲田まで1人で何年も通っている子もいました。立ち止まる取材班さんにつられずに見事に踊りきってます。

 取材班さんを起用する時にいつも感心していたのがスーツと帽子のセレクトでした。男性1人の“ブロードウェイ・リズム”や“ファスト・バック”でまわりの女性とのバランスがとても良かったのです。
 毎回違うファッションだった取材班さんがどれ位の数のスーツや帽子をお持ちなのか知りたいものです。

天野 俊哉



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