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Vol.183 マイケルに感謝をこめて
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「もう1度世界中がマイケル一色になる日がくるよ。テレビも雑誌もマイケル、マイケルって大騒ぎになるから。今言ったこと忘れないでよ、絶対当たるから!」これは数年前、私がファン仲間に言った言葉です。
昨年6月25日(日本では26日)この言葉は最悪のかたちで現実になってしまいました。
なぜか前日の夜、ふとマイケルのファンになった時のことを思い出したところだったので数時間後の現実に、ただただ呆然でした。
亡くなってからマイケルのことをたくさん考えました。波乱万丈の人生だったけど、とても前向きで強い人だったと思います。ファンとしてはゴシップを目にする度に随分悲しい思いもしました。でも今は、いくら考えても「ありがとう!!楽しかったよ!」という気持ちでいっぱいになります。
マイケルは5分歌うために3時間もウォームアップする、常に全力投球する人だったそうです。才能以外にもそういった努力があったから世界中の人を楽しませることができたのだと思います。
私がファンになったのはアルバムBADが出た1987年のことです。日本からワールドツアーが始まり異例中の異例としてテレビカメラがマイケルに密着することが許されました。後にその番組を見て一瞬にして大ファンになってしまいました。
それからは英和辞典を片手に一日がかりでファンレターを書いたり、大人になってからは来日した時にいわゆる“追っかけ”もしました。あまり人には言ったことがありませんが、マイケルからお菓子を貰ったことはちょっと自慢です。もちろん本人から手渡しされたわけではありませんが…
ある日の真夜中にマイケルの部屋の真下からずーっと窓を見上げていると私たちに気付いてお菓子を落としてくれたのです。ファンが喜ぶようにわざわざ愛用の香水をつけてくれていました。食べ物に香水!?と思われるでしょうがファンにとってはとても嬉しいことでした。もう香りは残っていませんが、その時のパッケージは今でも大切にとってあります。
ここ数年はずっと目立った音楽活動もなく、THIS IS ITロンドン公演が話題になった矢先に亡くなり、世間の誤解や偏見は急激に薄れていき…ついていけないまま1年経ってしまいました。未だに時々信じられませんし、言葉や文章にしようとするとうまく表現できません。ただ沢山の感動をくれたことに対する感謝でいっぱいです。マイケル、本当にありがとう!!
ずっとマイケルファン
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