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OUR MASTER : 佐々木 隆子
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Vol.1774 2020秋のY's取材班さん映画まつり(前編)
 Y's取材班さんが出演され今年DVD発売された『ヒットマン』『ヒットマン2』『ソタイ』をようやく鑑賞出来ました。浅生マサヒロ氏が監督とガンエフェクト、『ヒットマン』の方は女優さんが全く出演しない硬派なアクション映画。
 こうしたDVDを鑑賞する時、順番としては内容の分かる予告編映像は後回し、オールインエンタテインメントという会社の新作商品案内からチェックします。
 怖い顔した方々オンパレードの作品。一応ウォーミングアップ代わりです。

 『ヒットマン』は現在と過去が行ったり来たりする分かりづらさはあるものの、義理人情という基本的な部分は抑え、様々な道で生きる若い俳優さんで話が進行します。悪さをする4人の少年がやがて川西組組員、梅原組組員、武器商人、堅気になってゆく。《堅気》って中々な響きですな。

 川西組組員を演じる主人公がカシラなる先輩をアニキと慕う場面がでてくるのですが、かつて大泉学園の東映撮影所前に教室があった頃に、ある洋食店でこれと同じ様な場面に出くわした事があります。
 先輩らしき男性が若い男性に「まぁ、一杯やれや」とグラスにビールを注ぐ様子が私の後ろの席から聞こえてきました。
 そして乾杯。
 「おつとめご苦労さんだったな」と労いの言葉を。
 どうやら若い男性は出所したばかり、それを先輩らしき男性が出所祝いしている物凄い場面だったわけです。多分若い男性は家族に見放されて、出所しても誰一人彼を歓迎せず、結局このビールを注いでくれるアニキだけが自分の見方なんだと再認識するしかない。
 「アニキの為なら命を落とせる!」まさにそんな感じでした。2人に会話は少なかったですが男同士の熱い絆がひしひしと伝わってきました。あー怖かった!と思いながら早々にお店を出た記憶があります。映画では天ざるをご馳走になってましたが、映画もこの時の場面に迫るような細かい部分の演出が利いていました。

 さて、映画で我らがY's取材班さんは組長役を静かに演じます。最初登場した時は怒りまくってるのに、次第に裏があるのか?策士の雰囲気で若い組員達を動かしてゆきます。細かい表情の変化が見落とせません。アッサリと部下を撃ち殺す演技が怖い!
 そして最後は・・・。
 まだまだ新作なのでこれ以上は詳しく語れません!悪しからず。

 セールスのスタイルなのでしょうか?1と2に分けて各々が60分ずつという時間配分は悪くありません。特に2の頭にダイジェストで1の話の流れが順序だててあるのは親切だと思いました。

 つづく。

天野 俊哉



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